kiricub

カメラやレンズや好きなモノ

Voigtlander ULTRON 35mm F2

f:id:kiricub:20210428102311j:plain

ULTRON 35mm F2 & X-E4

 Voigtlander ULTRON 35mm F2 VintageLineです。つい最近モデルチェンジして新しいデザインに変わってしまいました。実物を見ていないので、新しいデザインについては何とも言えませんが自分が持っているこのレンズもなかなかいいと思っています。

f:id:kiricub:20210428102635j:plain

ULTRON 35mm F2 & X-E4

 X-E4のカタログにはNOKTON 35mm F1.4が使われていました。僕は40mmを持っていてとても気に入っています。

kiricub.hateblo.jp

 

  今はすっかりフィルムで撮影することも無くなりましたがLeitz minolta CLというレンジファインダーカメラは40mmと90mmのフレームしか持っていないので、NOKTONを買う時に40mmを選択しました。40mmのほうが安かったのも理由です。

f:id:kiricub:20210428103257j:plain

ULTRON 35mm F2 & X-E4

 しかし、ずっと何か35mmのMマウントレンズを手に入れたいと考えていました。COLOR-SKOPAR 35mm F2.5Pなんか、何度ポチっとしそうになったことか。しかし、何となくピンと来るものがありませんでした。そんな時にこのレンズをWeb上で見かけました。コシナのホームページやカタログでもあまり魅力的に見えなかったこのレンズがとても綺麗に見えたのでした。

f:id:kiricub:20210428103802j:plain

ULTRON 35mm F2 & X-E4

 フォーカスリングのシルバーの部分はステンレスのような輝きがあります。フードはNOKTONのような穴あきではなく古い2眼レフに付いているような形で気に入りました。フィルター径は39mmと小さいのですが、明るさはF2と十分です。

f:id:kiricub:20210428104144j:plain

ULTRON 35mm F2 & X-E4

 そして、ミラーレスカメラで使われることを想定した光学設計で、この手のレンズにしては珍しく58cmまで被写体に寄る事ができます。僕はヘリコイドアダプターを使っていますので純正AFレンズより更に寄る事ができます。

 コシナのレンズは本当に造りの良さを感じさせてくれます。近頃は安価な中国製のマニュアルフォーカスレンズがたくさん流通するようになりました。金属鏡筒を使っているのですが、手にした時に感じる明らかな品質感の差は何なのでしょうか。Webでは伝わらないと思いますが、一度体験すると病みつきになってしまいます。

f:id:kiricub:20210428104524j:plain

ULTRON 35mm F2 & X-E4

 しかし、X-E4はM/Lマウントレンズが本当に似合うデザインだと思います。メーカーもそれを狙ってわざわざ他社のレンズであるNOKTONをカタログ写真に載せるという、普通は考えられないことまでしたのだと思います。CANONNikon等他のカメラメーカーではあり得ないことだと思います。

f:id:kiricub:20210428105007j:plain

f:id:kiricub:20210428105021j:plain

f:id:kiricub:20210428105033j:plain

f:id:kiricub:20210428105043j:plain

f:id:kiricub:20210428105059j:plain

 写りに関しては素人に文句があろうはずはありません。とにかく所有感を満たしてくれるいいレンズだと思います。

 

 

 

XF90mmF2 R LM WR

f:id:kiricub:20210427091928j:plain

XF90mmF2 R LM WR & X-S10

 マイクロフォーサーズのズームレンズ数本とE-M5を処分した際に入手しました。フジフィルムの望遠単焦点では200mmF2以外では一番長い焦点距離で換算135mmくらいになります。

f:id:kiricub:20210427092230j:plain

XF90mmF2 R LM WR & X-S10

 候補としては80mmのマクロもありましたが、予算がオーバーだったこと、重さが約1.5倍だったことでこちらを選択しました。このレンズも90mmにしては最短撮影距離が60cmと比較的寄れて、最大撮影倍率は0.2倍なので、花のしべを写すようなことは出来ませんが、自分の写す写真では十分だと判断しました。

f:id:kiricub:20210427092946j:plain

XF90mmF2 R LM WR & X-S10

 80mmには手振れ補正が入っていますが、このレンズには入っていません。ただ、1段明るい事、X-S10と組み合わせる予定だったので、その点では不安はありませんでした。この組み合わせでも自分にとっては重量級の組み合わせに感じたので、こちらを選択して今のところ後悔はありません。

 オールドレンズでも85mmや90mmのレンズは比較的選択肢が少なく、価格も結構高いものが多いのでほとんど持っていません。標準や135mmなどは安価にたくさん売られていますので、その辺りの焦点距離のレンズはオールドレンズで楽しみたいと思っています。

f:id:kiricub:20210427093306j:plain

XF90mmF2 R LM WR & X-S10

 リニアモーターということで、素早く、静かにピントが合ってくれます。流石に今どきのメーカー製レンズですから自分にとって、文句はありません。

 それでは少しですがこのレンズで撮った写真をどうぞ

f:id:kiricub:20210427094314j:plain

f:id:kiricub:20210427094328j:plain

f:id:kiricub:20210427094341j:plain

 写りに関しては素人には十分以上だと思います。ポートレートなんかはすごくいいと思いますが、子供の成長記録を卒業してしまったので、もっぱら近所の公園散歩レンズとして使っていきたいと思います。レンズにとっては役不足かもしれませんが。

 

 

 

Heliar 40mm F2.8 & X-E4

f:id:kiricub:20210425113106j:plain

Heliar 40mm F2.8 & X-E4

 念願のローライ35の夢を叶える組み合わせが実現しました。ここに至るまでのジタバタぶりは以前記事にしています。

 

kiricub.hateblo.jp

 

kiricub.hateblo.jp

 

f:id:kiricub:20210425113531j:plain

Heliar 40mm F2.8 & X-E4

 因みにドームフードを使用する時のキャップですが、標準で付属しているものはねじ込み式で使い勝手が悪いので、色々試してみて現在はUNの28mmのものを使っています。品番はUNX-9540というワンタッチレンズキャップです。少し緩く何かの拍子に外れやすいので気を付ける必要があります。Amazonでは取り扱いがなく、近所のキタムラで取り寄せました。

f:id:kiricub:20210425114017j:plain

Heliar 40mm F2.8 & X-E4

 このレンズ、小さい割には結構重く感じます。マウントアダプターの重量も相まっているのでしょう。

f:id:kiricub:20210425114150j:plain

Heliar 40mm F2.8 & X-E4

 沈胴式ですが、その差はあまりありません。その上決して使い勝手はよくありません。ただ儀式ですので、その行為を楽しむくらいでないとダメだと思って散歩に連れ出しました。ポケット、カバンからカメラを取り出す。レンズキャップを外し、レンズを引き出す。絞りを決めピントを合わせる。撮影。レンズを格納し、キャップをして元の場所にカメラをしまう。こんな調子で撮影してきました。

f:id:kiricub:20210425114719j:plain

f:id:kiricub:20210425114732j:plain

f:id:kiricub:20210425114745j:plain

f:id:kiricub:20210425114757j:plain

f:id:kiricub:20210425114809j:plain

f:id:kiricub:20210425114822j:plain

 上の写真はだいたい最短撮影距離近辺のものです。もう少し遠景の例も載せたかったのですが、街中の公園で人が写り込んでいたりで、ネットにアップし辛かったため、近距離のものばかりです。

 今回はなんとなくPRONegStdで撮ってみました。なんかピント合わせしにくいと思ったのですが、帰ってきて視度補正もしていないことに気が付きました。まだまだ馴染んでいないX-E4です。

 

f:id:kiricub:20210425115522j:plain

PENTAX Q-S1 & 01 STANDARD PRIME

 実はこっちの方がローライ35に似ていたりして。もっと使ってあげないと。

 

 

 

M-ROKKOR 40mm F2 & X-E4

f:id:kiricub:20210423125247j:plain

M-ROKKOR 40mm F2 & X-E4

 やっとこのレンズを紹介することができます。Leitz minolta CLを入手した際に同時に手に入れました。他のM-ROKKORは以前既に記事にしています。

  

kiricub.hateblo.jp

 

kiricub.hateblo.jp

 

f:id:kiricub:20210423125739j:plain

M-ROKKOR 40mm F2 & X-E4

 フードはゴム製のものがオリジナルですが、手に入れた時には千切れて枠だけの状態でしたので同時代のコンパクトカメラ用金属フードを手に入れて使っています。Mマウントレンズの中でもかなり小さなレンズだと思います。

f:id:kiricub:20210423130024j:plain

M-ROKKOR 40mm F2 & X-E4

 小文字のminoltaロゴに拘ってオークションで手に入れた49mmのキャップが先端に上手くハマっています。

f:id:kiricub:20210423130220j:plain

M-ROKKOR 40mm F2 & X-E4

 X-E4によく似合っていると思います。このくらいのレンズであればグリップが無くても問題ないと思います。設定もそこそこに写真を撮ってみました。

f:id:kiricub:20210423130428j:plain

f:id:kiricub:20210423130441j:plain

f:id:kiricub:20210423130455j:plain

f:id:kiricub:20210423130509j:plain

 3枚目だけマウントアダプターのヘリコイドを繰り出して寄っています。どこにもオールドレンズらしさが感じられない写りだと思います。

 フルサイズだと周辺が怪しいのかもしれませんが、APSではいたって普通の写りだと思います。

 フィルムシミュレーションはPROVIAです。こういうレンズと組み合わせるのにX-E4はちょうどいいカメラだと思います。以前PanasonicのGM5を使っていました。小さくカッコ良かったのですが、ファインダーがマニュアルフォーカスでピントを合わせるには快適とは言えず、結局AFレンズで日中に大体のフレーミングをするだけのファインダーでした。その点、X-E4であれば、マニュアルフォーカスでピントを合わせることが十分できると思います。ピーキング、拡大表示の機能を使えばレンジファインダーカメラよりもきっちりとピントを合わせることができます。

 まだ、X-E4はデフォルト状態で、これからボタン等をカスタマイズしながら慣れていきたいと思っています。

 

 







 

FUJIFILM X-E4 と Leitz minolta CL

f:id:kiricub:20210422192513j:plain

FUJIFILM X-E4 Leitz minolta CL

 ユーチューバーのジェットダイスケさんがCLの再来という動画を作っているのを見ていました。少し影響されて比べてみることにしました。結論から言うと似ていないけれど似ているといった所でしょうか。

f:id:kiricub:20210422192812j:plain

FUJIFILM X-E4 Leitz minolta CL

 2台と並べてみると似ているとは言えません。ただサイズはとても近い値だと思います。

f:id:kiricub:20210422193003j:plain

FUJIFILM X-E4 Leitz minolta CL

 X-E4の方が少し背が低いだけの違いに見えます。ストラップ取り付け部の形は同じ方式ですが、CLは片側だけ、上下に付いています。

f:id:kiricub:20210422193236j:plain

FUJIFILM X-E4 Leitz minolta CL

 ホットシューの左上面にメーカーロゴが印刷されています。右手側はシャッターボタン以外は共通点はありません。まあフィルムカメラデジタルカメラですから。

f:id:kiricub:20210422193425j:plain

FUJIFILM X-E4 Leitz minolta CL

 厚さはCLの方がありそうに見えますが、手にするとあまり感じません。ボタンを減らしたことを言われているX-E4ですが、CLと並べると随分たくさんのボタンが付いています。

f:id:kiricub:20210422193546j:plain

FUJIFILM X-E4 Leitz minolta CL

 写真が黒くて判りづらいのですが、液晶があるとはいえパッと見は似ているように思える角度です。

f:id:kiricub:20210422193746j:plain

FUJIFILM X-E4 Leitz minolta CL

 X-E4はCLよりシンプルなデザインだと思いますがどうでしょうか。CLは前面のシャッタースピードダイヤル、レンジファインダー関係等、結構にぎやかです。ここはX100Vの方が似ているかもしれません。嗚呼でもあのフラッシュはコンパクトカメラっぽいかなあ。

f:id:kiricub:20210422194208j:plain

FUJIFILM X-E4 Leitz minolta CL

 標準で用意されているレンズはどちらも40mm相当であることが(X-E4のXF27kitは海外では発売されているようですが、国内向けにはありません)、カメラの性格を表していてそのコンセプトが一番似ている所だと思います。

f:id:kiricub:20210422194831j:plain

FUJIFILM X-E4 Leitz minolta CL

 初めての一眼レフがPENTAX  MZ-3 + FA43Limitedだったこともあり、少し長めの広角、少し広めの標準域が今でもとても使いやすく感じています。

 

 ただ改めて比較するとCLの方がカッコよく見えてきてしまいました。