Voigtlander ULTRON 35mm F2 VintageLineです。つい最近モデルチェンジして新しいデザインに変わってしまいました。実物を見ていないので、新しいデザインについては何とも言えませんが自分が持っているこのレンズもなかなかいいと思っています。
X-E4のカタログにはNOKTON 35mm F1.4が使われていました。僕は40mmを持っていてとても気に入っています。
今はすっかりフィルムで撮影することも無くなりましたがLeitz minolta CLというレンジファインダーカメラは40mmと90mmのフレームしか持っていないので、NOKTONを買う時に40mmを選択しました。40mmのほうが安かったのも理由です。
しかし、ずっと何か35mmのMマウントレンズを手に入れたいと考えていました。COLOR-SKOPAR 35mm F2.5Pなんか、何度ポチっとしそうになったことか。しかし、何となくピンと来るものがありませんでした。そんな時にこのレンズをWeb上で見かけました。コシナのホームページやカタログでもあまり魅力的に見えなかったこのレンズがとても綺麗に見えたのでした。
フォーカスリングのシルバーの部分はステンレスのような輝きがあります。フードはNOKTONのような穴あきではなく古い2眼レフに付いているような形で気に入りました。フィルター径は39mmと小さいのですが、明るさはF2と十分です。
そして、ミラーレスカメラで使われることを想定した光学設計で、この手のレンズにしては珍しく58cmまで被写体に寄る事ができます。僕はヘリコイドアダプターを使っていますので純正AFレンズより更に寄る事ができます。
コシナのレンズは本当に造りの良さを感じさせてくれます。近頃は安価な中国製のマニュアルフォーカスレンズがたくさん流通するようになりました。金属鏡筒を使っているのですが、手にした時に感じる明らかな品質感の差は何なのでしょうか。Webでは伝わらないと思いますが、一度体験すると病みつきになってしまいます。
しかし、X-E4はM/Lマウントレンズが本当に似合うデザインだと思います。メーカーもそれを狙ってわざわざ他社のレンズであるNOKTONをカタログ写真に載せるという、普通は考えられないことまでしたのだと思います。CANONやNikon等他のカメラメーカーではあり得ないことだと思います。
写りに関しては素人に文句があろうはずはありません。とにかく所有感を満たしてくれるいいレンズだと思います。