kiricub

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smc PENTAX-M 50mm F1.7

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smc PENTAX-M 50mm F1.7 & SONY A7ii

 PENTAX-M 50mm標準レンズ3本のうちの1本です。以前は3本とも所有していましたが50mmF2は手放しました。タクマーから続く55mmF1.8から50mmF1.7へとスペックを変化させた理由は分かりませんが、F1.8とF1.7という微妙なカタログスペック競争があったのでしょう。以前このブログに書いたオリンパスのF.ZUIKO AUTO-S 50mm F1.8と比べると最大径は59mmに対して63mmと4mm太く、長さは31mmで同じ、重さは180gに対して185gと5g重くなっています。フィルター径はどちらも49mmです。

 その上で開放F値が0.1明るいF1.7ですが、さあどうでしょうと言われているようです。実際はどちらもコンパクト使いやすく写りも気に入っているレンズです。

 ご存知の方も多いでしょうが、オリンパスOM-1に対して、幅、高さ、厚さを0.5mmずつ削った寸法でPENTAX MXが作られたことを思うと当時の競争意識の高さを感じさせます。カメラの方も両方使いましたが、そんなことは関係なくどちらも使って楽しいカメラでした。

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smc PENTAX-M 50mm F1.7 & SONY A7ii

 因みにPENTAX MXとSONY A7iiを比べると幅が135.5mmに対して126.9mm、高さは82.5mmに対して95.7mm、奥行きは49.5mmに対して59.7mm、重さは495gに対して566gとなっています。幅が詰まって高くなり、厚さはミラーボックスがあるにも関わらずMX(フィルムカメラ)が薄く、重さはA7iiがバッテリーを考えれば更に重いことになります。ミラーボックスの分マウントアダプターが前にでますので、コンパクトなレンズを使っても厚さ方向へは飛び出してしまいます。だったら、ちゃんとEマウントのレンズを使えってことですが。

 レンズの話に戻ると、このレンズも入手は比較的容易な方だと思います。きれいな個体でもリーズナブルな金額で手に入れることができるでしょう。希少性はまったくありません。しかし、最短撮影距離は45cm、金属鏡筒で安っぽさはなく(決して高級感がある訳ではないが)今どきのレンズとは異なる描写を味わうことができると思います。

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