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M.ZUIKO DIGITAL 17mm F2.8 PEN E-P1

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M.ZUIKO 17mm F2.8 & OLYMPUS PEN-F

 オリンパスマイクロフォーサーズ初号機E-P1のキットレンズとして2009年7月に発売された17mmF2.8パンケーキレンズです。私はこれを2010年6月頃に買ったようです。(残っている写真から)レンズキャップは後から発売された花文字のFがあしらわれたものに代えてあります。

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OLYMPUS PEN E-P1 & M.ZUIKO 17mm F2.8

 既に手放しましたがE-P1と比べてみるとどちらもPEN Fトリビュートなデザインですが、随分違っています。E-P1のデザインもこうして見返してみるとそれなりに力を入れて凝ったデザインだったんだなあと思います。単純にオリジナルのハーフサイズPEN Fに似ているかではなく、PEN Fの雰囲気を醸し出しながらその時のデジタルカメラとして機能や使い勝手を盛り込むために時間をかけてデザインされていることが伝わってくるようです。

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OLYMPUS PEN E-P1

 どちらも金属感がありますが、フロントのパネルや後ろ側のレーザー刻印されている部分をみるとE-P1はステンレスな感じで、それに比べてPEN-Fはアルミ削りだしな感じです。そういう意味ではE-P1のデザインには重量感があります。

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OLYMPUS PEN E-P1 & VF-1

 E-P1にはホットシューの下側にEVF等を接続するための端子がありません。そのためE-P2などと違ってホットシューの高さが不自然に(不格好に)飛び出していません。E-PL3やE-P5を所有していた時は外付けのEVFを持っていましたが、カメラバッグへの出し入れの際に気を使い、邪魔に感じていました。その点PEN-FはPENシリーズ唯一のEVF内臓となり、使い勝手がよくなりました。光学ファインダーのVF-1がレンズキットに付属していましたが、今ならWtulensを付けての撮影にピッタリです。しかし、その時はPanasonicのGM5を使います。

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OLYMPUS PEN-F & M.ZUIKO 17mm F2.8

 レンズの話に戻りますが、現在はPEN-Fのボディキャップ替わりに着けっぱなしで、撮影に出かけるときには他のレンズに替えられて留守番専門になっています。改めて確認してみたら最短撮影距離は0.2mと17mmF1.8の0.25mより5cm寄れるレンズでした。パンケーキレンズは寄れないという先入観がありましたが、オリンパスの17mmに関しては逆転しています。それでもやっぱり0.15mぐらいまで寄りたくなってしまいます。

 久しぶりに持ち出して撮影してみました。

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 まあ普通に写りますが、特に感動することはありません。オートフォーカスはフジのXF27mmF2.8同様ジーコジーココントラストAFが行ったり来たりした後に合焦します。イライラするほどではないのですが、気持ちに余裕をもって使ってあげる必要があります。

 既にオリンパスのHP上ではディスコンらしいです。この辺りはパンケーキレンズの宿命なのかもしれません。流通在庫が無くなれば新品では入手できなくなってしまいます。ただ、結構玉数は出ていると思われるので中古で探すことになりそうです。私は大して下取り価格も付かなさそうなのでボディキャップとして持っておこうと思っています。

 

 

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