他のユニークレンズがトイレンズの位置づけなのに結構まともに写るので思いっきり写らなく作ったと言われているレンズです。レンズは1枚、まるでピンホールレンズかと思うくらい小さなレンズが入っています。Utulensよりも小さなレンズです。
重さはたったの8gしかありませんが、電子接点を持ちEXIFに11.5mm、F9とデータが残ります。ボディキャップ替わりなので、マウントシールドなのかと思います。
ピントは調節できず、絞りも固定F9、周辺は流れまくりますが、何度か使ってみてスイートスポットがあることが分かりました。距離は1mぐらいで、被写体をその距離で日の丸構図にすると写ってくれます。
間違っても遠景なんかは撮ってはいけないと言わんがばかりです。
さくらほのかで撮ったので、ソフトフォーカス処理と相まって、ちょっとはいい感じかも。
手すりが光ってポイントになってくれたが、どこにもピントがきていない。
これは、近いがなぜかピントが来ている気がする。50cmくらいから大丈夫なのだろうか。
これはいいかも。
これは被写体が離れすぎていた。
やっぱり、これも遠いかな。
やっぱり1m以内が正解のような気がしてきました。今度は被写体1m以内で撮影したいと思います。
しかしこのレンズは難しい。まあそれだけ面白いとも言えます。メーカー製なのにフジのフィルターレンズやオリンパスのボディキャップレンズ、Qマウントの他のユニークレンズからはぶっ飛んだ写りです。
Qマウントという小さなセンサーの画質の不利を逆手に取った企画は、キヤノンやニコンなどの大きなメーカーではやりたくてもなかなかできないのではないでしょうか。そんなQがディスコンなのは本当に残念ですね。