kiricub

カメラやレンズや好きなモノ

PENTAX K-01

f:id:kiricub:20200803102115j:plain

PENTAX K-01

 ペンタックスのミラーレス一眼です。マークニューソンとかいう有名なデザイナーがデザインしたと宣伝されていました。モデル末期になって投げ売り状態の頃にK-5の予備バッテリーとレンズ目当てといういい訳で手に入れました。

 正面からのサイズはとても小さいのですが、厚みが半端ありませんでした。ファインダーは無く液晶は固定です。

 所有していた期間はかなり短く2013年の1月から2014年の10月までの写真が残っています。2年弱は持っていたことになりますが、印象が薄いです。

 実際に撮影した写真もあまり多く残っていません。何故そんなことになったのかというと、コントラスト方式のオートフォーカスは性能が悪く、いったりきたりの後にやっと合焦するような状態でした。当時は位相差素子を埋め込んだCMOSは一般的ではなかったのか、SONYだけだったのか記憶がありませんが、PENTAXが採用できる状況ではなかったのでしょう。

 久しぶりに調べてみると現行のK-70がPENTAXでは初めて位相差AFをライブビューで採用できたようです。K-70の撮像素子と画像処理プロセッサをK-01に積んでみたらとも思いますが、やはりファインダーのない大きなミラーレス一眼では魅力はないでしょう。

 開き直ったのかPENTAXは一眼レフにこだわっていくようです。事業環境が厳しい中生き残るのは並大抵のことではないのでしょう。これまで撤退していったカメラメーカーは数知れませんがここにきて一層の市場環境の厳しさはカメラファンとしても辛いものがあります。

 オリンパスに続きあのニコンでさえも不穏な噂がでてきました。ましてPENTAXです。HOYARICOHとこれまでは寧ろ幸運だったのかもしれません。昨年100周年ということで伝統のある企業・ブランドをなんとか続けられるように祈っています。