フジフイルム X-half で思ったこと

改めてX-halfについて、思ったことを書いてみます。自分は買うかどうかの結論から言いますと、現在のところ買うつもりはありません。従ってX-half推しの人からすればくだらない内容、あまり気分が良くなる内容ではないかもしれません。

以前も書きましたが、一時ハーフカメラにハマって毎週1本フィルムを消費する時期が2、3年ありました。今でも自分で撮影する写真に縦位置が多いのはこの期間に相当矯正されたと思っています。写真のPEN Sは一番のお気に入りで今でも保管しています。当時はフィルムを楽しめる最後の期間だと思っていましたが、実際にそうなりました。
今回フジフイルムがX-halfを開発、発売したことには賛辞を贈りたいと思います。思ったよりも売れているようですね。あちこちのSNSで様々な記事が既に上がっている様子を眺めていると、供給の方も結構頑張っているのではないでしょうか。
フジフイルム以外のメジャーなメーカーは入門機という、極論すれば価格を安くするためにあちこちをスペックダウンした機種をラインアップすることで、入門者を誘導しようとしているのではないでしょうか。
それに対して、フジフイルムの今回のアプローチは異なっていると思います。PENTAX 17とも違っていて、フィルムを使わずにフィルムライクな撮影体験を通してスマホからカメラへの誘導を考えているのではないでしょうか。また、CanonのRFマウント機の最廉価機に全く興味がわかないマニアな人でもちょっと気になる存在にすることに成功しているのではないでしょうか。
では自分はどうかと言われると、最初にブラブラするレンズキャップを見た瞬間に冷めました。正直レンズキャップに紐を付けてブラブラしている状態は非常にカッコ悪いと思うのですが。フジフイルムはこのレンズキャップに無神経なメーカーだと思います。何年か前にAPSセンサーに28mmの単焦点を乗せたカメラがあったと思います。GRより安い価格設定だったのですが、これもブラブラするレンズキャップでした。レンズ鏡筒先端にフィルタースレッドを刻んでくれれば一般的なレンズキャップが使えるし、フードもどこかがリリースしてくれるのに。そもそもレンズバリアが付くのが普通なのではないでしょうか。もうこれを見た段階でそれ以外のギミックが面白そうでも買う気がなくなりました。
価格は正直高いと思いますが、いいんじゃないでしょうか。これを5、6万円で出せば文句はなかったと思いますが、それでは以前のカメラ市場の話です。この値段で売れてこその高付加価値化路線だと思います。
ただ、X-halfに刺激された私はふと考えました。

E-P7には3:4のアスペクト比があります。ハーフカメラの元祖PENの流れを受け継ぐE-P7 でこのアスペクト比で撮影すればハーフカメラ気分を味わえます。E-P7 で不満だった縦位置写真、特にローアングルでの縦位置写真の撮りづらさもチルト液晶で問題なしです。マイクロフォーサーズを10年以上使ってきてこのアスペクト比を使ったのは初めてです。そういう意味でも気付かせてくれたX-halfの発売に感謝です。因みにPEN-Fも3:4に設定できますが、バリアングル液晶ですので縦位置のローアングルは得意です。寧ろ光軸がズレる横位置のローアングル撮影より快適です。そのせいもあり 3:4のアスペクト比を使ったことがありませんでした。確認しましたが、私が所有するフジのカメラにはこのアスペクト比の設定はありませんでした。
因みにTG-6にも3:4の設定がありました。これがメーカーの歴史なのでしょうか。


フジフイルム X-E5発表で思ったこと

X-E5が発表されましたね。前作のX-E4から4年半のインターバルだったらしいです。フジのYouTube動画、その他のインフルエンサー動画を見て思ったことを書いておきたいと思いました。
センサー、プロセッサが第5世代に進化し、IBISもついに搭載されました。H2、T5、T50、X100VIと同じ足腰を手に入れました。フジフイルムはこの同じコアからそれぞれ異なる個性を5台ものカメラに与えようとしています。他メーカーのようにプロ用機を頂点に上級機、中級機、初心者向けの普及機のような垂直的なラインナップではなく、水平展開しています。H2S、S20、M5については、動画を強く意識していて別ラインですが、これもキャラクターが分けられています。操作体系からしてモードダイアルを持つ機種たちです。(H2もですが)
よくフジのカメラが価格面で同じような機種が多いと言われますが、センサー、プロセッサ等の中核部品が同じということからの必然でもあると思います。デジカメ市場がシュリンクしていく中でソニーやキヤノンに比べてシェアの低いメーカーとして多くのバリエーションのセンサーを調達するのが困難なのかもしれません。
また、買いたい時に買えない問題があります。生産量が多くないのかもしれません。これについては同感ですが、メーカーの立場からすれば小さくなってしまったデジカメ市場で大きな投資をしてもということなのかもしれません。また、転売対策としてフジフイルムも最近、一部の機種で全言語対応モデルから国内では日本語/英語限定モデルへの切り替えを行っているようです。
X-E3 のモデル末期は酷かったと思います。値段が下がっていた上にキャッシュバックまでして5万円くらいで売っていたと思います。以前は発売から1年もすれば大きく値段が下がるのがメーカー問わず普通でした。果たしてそれが健全な姿なのでしょうか。数年前に盛んに言われていたのは、市場の縮小に対して高付加価値の製品を作って対応するという方向だったと思います。その方向に向かってきた結果が現在の状況ではないのでしょうか。
メーカーを全面的に支持するものではありませんが、GFX100RF、X-Halfといった機種を含めて、最近のフジフイルムのカメラは面白いものが多く、より魅力的な製品を開発していると思います。
ということで現在X-E4ユーザーである自分はX-E5に買い替えるのかという現実的な問題ですが、当初はその気満々でした。発表を見る限りE4からの進化は大きなものがあると思います。しかし、自分がE4に感じた魅力であるシンプルさが無くなってしまったように感じました。E5はすばらしい、魅力的なカメラになったと思いますが、同時にE4の潔さを捨て、若干方向性が変わったように感じました。Eシリーズとしてみると正常進化だとは思います。逆にE4が異端児だったのではないでしょうか。
では、E4を今後も持ち続けるのかと言えば、これに関してはPEN-Fとは違い、壊れるまで手元に置いておく覚悟を持てませんでした。結果的には今回のE5の発表を見て、手放しました。
私はE4を発売から2カ月後の2021年4月に税込み¥99,000で手に入れています。今回、地元のキタムラに持っていった際に色々やり取りがあり、改めてマップカメラに送りました。マップカメラではワンプライス¥98,000の値段が付きました。更に下取り10%up、例のマップカメラの3%upシールも適用されました。4年以上使用したカメラが買った値段以上で売れました。インフレ恐るべし、正に実質無料以上の状態でした。
長々書きましたが、OM-3の発表を見てE-P7を買った私が今回何を購入したのかは、後日記事にする予定です。
同時に発表された23mmF2.8はパンケーキレンズ好きには是非とも入手しておきたいレンズです。12月に発売が予定されていますが金策を含めゆっくり考えています。
OLYMPUS PEN E-P7

OM-3発表、発売を横目で見ていて買ってしまったのがE-P7です。どうしても手放す気になれないPEN-F、しかし発売から10年を迎えようとする2025年にサブ機として今尚現行機種であるE-P7を中古で買いました。こちらも発売から4年経っていますので最新ではありませんが、PEN-Fに比べれば新しいモデルになります。

初期設定をしようとメニューを開いてみて感じたのは、PEN-Fに比べて随分設定項目が少ないことです。これまで手に入れたミラーレスPENシリーズは、E-P1、E-PL3、E-P5、そしてPEN-Fの4台ですが、E-P7と名前はPLシリーズではないふりをしていますが、PLシリーズに近い感じを受けました。

まあ、サブ機ですから個人的には文句は無いのですが、名前からE-P1系列、E-P5後継というイメージを持っているとあれって感じてしまうかもしれません。ただ、手振れは3軸から5軸、カラープロファイルコントロールダイヤルを持っていたり、前後の2ダイアル操作ができたりする所は、E-P1系列に寄せてはいると思います。

カラープロファイルダイヤルですが、COLORとMONO共通の1ポジションです。PEN-FはART、CRTと4ポジションあります。アートフィルターは上部のモードダイアルから選択します。初めはアートフィルター選択時に露出制御はどうなるのかと思いました。基本はプログラムシフトで対応のようです。この辺りでますます似て非なるモノという感じを強めました。

ディスコンになってしまったM.ZUKO17mmF2.8を付け、VF-1を乗せてみました。初代E-P1のキットを手に入れたのが2009年7月の発売直後だったと思いますので16年所有していることになります。

前回、マイクロフォーサーズの状況についての記事を投稿した後に買っていました。標準単焦点はメインのフジシステムに任せるとか書いていますが、結局2度目の購入になります。色はシルバー、以前持っていたのはブラックでした。
PEN-F、PL-7にはシルバーのレンズが似合う気がします。まあシルバーボディにブラックレンズでも、ブラックボディにシルバーレンズでもこれまで使ってきましたが、フジのシステムはブラックボディにブラックのレンズばかりですので、サブのPENシステムはシルバーにしようと思っただけです。

このくらいのサイズが限界でしょうか。というかこの程度のサイズをリミットとしなければ、またレンズが増殖しそうです。サブシステムのPENシステムですから小さなシルバーのレンズだけで運用しようと思いました。
小さなシルバーのレンズと言えば、

確か、マイクロフォーサーズで最も小さなオートフォーカスレンズだったと思います。初代のブラックを持っていましたが、GM5を手放したタイミングで一緒に処分しました。2型のシルバーになって戻ってきました。

これも、いつの間にかディスコンになっていて、慌ててキタムラネット中古で探しました。レンズの色がPENのボティカラーと似合っていると思います。初代はブラックというより、若干グレー、ブラウン気味のLuminxカラーでしたが、2型はスッキリとした印字で白のレンズ取付指標も違和感ありません。

このレンズ人生3度目の購入です。1型、2型のブラック、そして2型のシルバーです。全3種コンプリートです。こいつは現行品です。ただ、パナソニックのマイクロフォーサーズに対する姿勢、GX7後継、GFシリーズが登場していないことを考えるといつまでカタログに乗り続けるか不安になり、丁度いい中古を見つけられなかったことから新品で手に入れてしまいました。

ただこいつの色は14mmと違いステンレスっぽい鏡面仕上げのような感じです。焦点距離表示がオレンジな上、取付指標が赤と、以前からのパナソニックっぽい色使いです。個人的には14mmのデザインの方が好きですがしょうがありません。

このサイズ感でF1.7の明るさはマイクロフォーサーズでは貴重な1本であることは変わりありません。エツミのドームフードは14mmと20mmの為に購入したものです。しばらく46mmのフィルター径を持つレンズに付けていましたが、また、本来の相手が戻ってきたという感じです。
そして、この20mmの鏡筒の光り方を見ていて思い出しました。

最後は新品1万円くらいで投げ売り状態だったシグマのレンズですが、この表面塗装が弱いのか、ほとんど並品しか見つけられませんでした。今となってはオールドレンズとして妥協しました。初めてのシグマアートレンズです。

基本はAPS-CのソニーEマウント用でしょうからマイクロフォーサーズ専用レンズより大柄ですね。現行品のDC DN F1.4シリーズはF値のせいか56mm以外は大きすぎて購入候補になりませんでした。このレンズにXマウントがあれば良かったのに。でもそうなると絞りリングが欲しくなりますね。やっぱり、F2.8では売れなかったんでしょうね。値段も高くできなくて、最後は投げ売りされた可哀そうなシリーズです。

いつもの2倍以上の長い記事になってしまいました。これでサブシステム完成かな?
Viltrox AF 28mm F4.5 AIR "Chip" XF

今年2本目のレンズも中国製でした。3月にポチっとしましたが、楽天で最安値というお店で¥14,307となっていたのでよく確認もせず購入ボタンを押したところ、納期が2週間程度ということで深センから送られてきました。箱が潰れることもなく無事に届きましたが、実際に届くまでは若干心配でした。
X-A7は写つレンズから始まり、7artisans のUFOレンズ、そして普段はディスコンになってしまった純正フィルターレンズとピント合わせの必要ないレンズを付けていました。
ネットでこのレンズの存在を知った時は”これだ”と思いました。

純正レンズを含めて最もX-A7にデザイン的にピッタリマッチしていると思います。これだけ薄いレンズは過去にPENTAX K-01のキットレンズだったDA40XS以来です。DA40XSはオートフォーカスはもちろん、絞りも普通に操作できましたが、このレンズはF4.5固定となっています。
絞り固定のレンズはこれまで18mmF6.3を3本持っていますが、28mmでF4.5はどうだろうかと思いましたが、こればっかりは使ってみるまで未知数でした。結果的には、普段日中のお散歩レンズとしては、F5.6くらいでも良かったのかなと思っています。

レンズキャップが内蔵されているのもいい点です。これによってキャップ付けはずしの煩わしさから解放されます。方式としてはオリンパスのボディキャップレンズやSG-imageと同じです。
フルサイズ対応らしいのですが、作例を見るとAPS-Cで使ってあげた方が良さそうな周辺の描写だと思いました。

レンズカバーを開けてみるとレンズの前に八角形のパーツが置かれています。これによって8本の光芒が出るようです。これって狙ってるんでしょうね。まあ、これも一つの個性としてこのレンズに盛り込んだのでしょうが、結構考えて作ってあるなあと思いました。

さて、実際に撮影してみての感想ですが、1つはAFについて。これまでAFレンズをほとんど付けてこなかったX-A7ですが、AFは便利なんですが、うーんという感じです。あくまでX-A7との組み合わせという条件ですが、AFが合わないことが結構あります。更に合掌のサインが出ているのに合っていないことも結構な頻度で発生します。AFスピードも最近のフジの純正に比べると明らかに一世代以上前です。これならピント固定のレンズでパシャパシャ撮った方が気持ちいいかもしれません。ただ、28mmの画角は使い易く、オートフォーカスを待ってゆっくり撮るのも悪くはないです。
画質については値段なりかなあと思いました。天気のいい日に持ち出しましたが、直接太陽に向けていなくても全体的にフレアっぽく、コントラストが低い絵になってしまいました。ProNeg.Stdを使ったせいもあるかもしれませんが、カメラ側でもう少しコントラストの高いフィルムシミュレーションを選んであげる必要があるかもしれません。ただ、一応フルサイズ対応のイメージサークルの中央を切り取る形になるので、周辺が流れるようなことはありません。




結論としては、そのコンパクトさは唯一無二であり、これでX-A7に関してはしばらくこのレンズと固定焦点レンズの併用で使っていきたいと思っています。
