M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro を買い戻しました。3月に手放したレンズですが、キタムラの中古棚に残っていました。正真正銘同じレンズです。E-M5を手放す際に組み合わせて使っていたこのレンズも一緒に下取りに出してしまったのでした。
フジのXシステムでは現在等倍のマクロレンズは80mmだけです。しかしこのレンズはとても重く、高価です。オールドレンズでも90mmのタムロンなどは結構いい値段ですし、程度の良いものは少なく希少になっています。主に公園で花の撮影をすることが多い最近のことを考えると、やっぱりこの画角のマクロレンズは一本持っておきたいところです。
近所のハードオフにずっと在庫で残っているフォーサーズの50mmF2のマクロレンズも考えましたが、アダプターを買わなければならず、価格的にメリットは無さそうです。PEN-Fとの組み合わせでオートフォーカスがどの程度使えるかも不安があります。
換算120mm。と考えてみると、手放したこのレンズに思い至りました。
マイクロフォーサーズの弱点であるボケ辛いことは、被写界深度が深いというメリットとも言えます。フルサイズで2段絞って使うなら、2段速いシャッタースピードが使えます。
そして圧倒的に小さなサイズと重量で収まってしまいます。持ち出す気軽さは比べようもないと思います。
もう一度XF80と比べると、換算の焦点距離は120mmで同じ。F値も共に2.8。手振れ補正は付いていませんが、ボディ側で対応。防塵防滴対応も一緒です。重さはXF80が750gに対して僅か185gしかありません。最大径、全長も全く話にならない程、差があります。フードは40150proと同じように逆付けする必要は無く、スライド式のギミック付きです。
使用頻度が実はとても少ないM.ZUIKO DIGITAL 17mm F1.8を身代わりに、お店で受け取ったその足で撮ってきた写真を載せてみます。
フジのXF80との画質の差がどの程度かは比べてみたことがないので何とも言えませんが、趣味でお気軽写真を撮っている上では不満はありません。
オリンパスは伝統的にマクロ撮影に対して思い入れが強いメーカーだと思います。コンパクトデジタルカメラのTG-6も、マクロ撮影用に欠かせない1台です。
結局、マクロに関してはマイクロフォーサーズをしばらくは使って行くことで落ち着きました。
左から30mmF3.5は等倍を超える1.25倍です。最近のブログ機材写真はこのレンズで撮影しています。60mmは等倍マクロ。そしてケンコーミラーレンズは300mmで0.8mまで寄れて0.5倍のハーフサイズマクロです。以前にも記事にしましたが、このレンズはマイクロフォーサーズシステムでしか世の中に出ていない電子接点付きのミラーレンズです。フォーカスはマニュアルですがその独特のリングボケは他のレンズでは代用できません。そしてこのコンパクトなサイズです。
この他にもマイクロフォーサーズではパナライカの45mmも気になる所ですが、マクロレンズでそこまで焦点距離別に刻む必要もないと思うようにしています。