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SHOTEN M42-FX M

 タイトルのマウントアダプターを買いました。一眼レフのオールドレンズがM42だけになったので、Xマウントに直接付けられるこのアダプターを入手しました。Eマウントと併用していた時はマウントアダプターをできるだけMマウント経由にすることで、数を減らそうとしていましたが、その必要は無くなりました。

 残念なのはレンズの指標が真上に来ないことです。焦点工房のホームページを見るとマクロ付きではないアダプタは調整できるようですが、マクロ付きは調整できないようです。

 Mマウントアダプターのヘリコイド繰り出し量は5ミリだったと思いますが、こいつは25ミリです。実際どの位寄れるのか実験してみました。

 先ずは上の写真はXF35mmF1.4の最短撮影距離28cmです。まあ結構寄れるレンズです。

 同じ35mmのTakumar35mmF3.5です。コイツの最短撮影距離は45cmです。これだけ違います。それではアダプターを最大限繰り出してみます。

 ここまで寄れます。それではということで次のレンズはMakro-Planar Touit50mmです。

 さすがに等倍マクロといった所ですが、かなり近い所まで寄れています。

 次はFujinon55mmF1.8です。最短撮影距離はTakumar35mmと同じ45cmです。

 因みにTakumarの55mmも45cmです。アダプターを繰り出したのが次の写真です。

 35mmほどは大きくなりませんでした。以前からマクロヘリコイドの効果は広角レンズほど恩恵が大きいと思っていましたが、やはりそうでした。

 最後はTakumar105mmです。

 最短撮影距離は1.2mです。アダプター無しだと55mm>105mm>35mmの順で被写体を大きく写すことができるようです。因みに海外のPENTAX FUNサイトで調べた最大撮影倍率は35mmが0.09、55mmは0.17、そして105mmは0.11となっていたので、それに順じた結果でした。それでは105mmでヘリコイドを繰り出してみた結果です。

 望遠ほど繰り出しの恩恵は少ないようです。

 以前持っていたPixcoやKiponのヘリコイド付きマウントアダプターと比べると若干ですがヘリコイドがスムーズな気がしますが、大差はなしといった感じです。

 重さはキャップを除く実測で121.5gでした。ヘリコイド2段重ねだと175.5gでしたので50gちょっと軽くすることができました。

 これで持ち出す機会が増えるのかどうかは別問題ですが。