kiricub

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smc PENTAX-M 120mm F2.8 分解

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smc PENTAX-M 120mm F2.8

 特に必要性は無かったのですが、Mレンズ好きなのでついオークションで落札してしまいました。

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smc PENTAX-M 120mm F2.8

 極美品というタイトルが付いたカビありレンズでした。オークションなので想定内です。

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smc PENTAX-M 120mm F2.8

 カビは前群にあるようでした。ちょっと気になるので分解してみます。PENTAXの分解常套手段である前面の名盤をゴム足で回して外しますが、そこから進めません。

 ネットで分解方法を検索してみましたが見つけることができませんでした。こんなニッチなレンズの分解方法なんてまったく需要は見込めませんが備忘録として書いています。

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smc PENTAX-M 120mm F2.8

 何かないかと最短撮影距離までヘリコイドを繰り出すとネジが顔を出してくれました。3ヵ所で止まっているので外します。するとフィルター枠、内臓フードごと外れて前玉にアクセスできました。

 5群5枚のレンズ構成で前玉は3枚ですが、3枚目の内側に目指すカビがありました。HCLレンズクリーナーで拭いてみましたがカビ跡が残ってしまいました。ですが、実写には影響ないだろうということで撤退です。これ以上意地になって状況を悪化させては本末転倒なので、自分でできる範囲にとどめるようにしています。

 分かってしまえば簡単ですが、ピントリングのゴムを外そうかとまで考えていたのでネジを外すだけで結果的に難易度は低かったです。ただしもし後玉だったら分解は厄介そうです。マウントから後玉が奥にあるせいでカニ目が届きにくそうです。

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100mm F2.8 Takumar 105mm F2.8 120mm F2.8

 手持ちの焦点距離が近いレンズ達です。開放F値が3本ともF2.8です。おそらくどれで撮影しても大差はないと思います。最短撮影距離は100mmが1m、105mmが1.2mmと120mmと同じです。フィルター径は3本とも49mmです。最近の高性能なレンズは大きく、重く、高価ですが、このくらいのサイズのレンズが好きです。もちろん最近のズームレンズの方が使い勝手も良くいい写りしてくれるんだとは思います。