2003年発売のCONTAX SL300R T*です。手に入れたのはブラックですが、シルバーもあったと思います。1/2.7型CCD、3倍ズームレンズVario-Tessar搭載の薄型デジタルカメラでした。もちろんCONTAXへの憧れで買いました。
レンズ先端には28mmフィルターアダプターを付けることができ、当時Nikonのワイコンを付けている人もいました。ただ、このプラスチックの部品に引っ掛けるようなアダプターにワイコンは重い感じがして私は止めました。
当時のコンパクトデジカメはズームのスタートが35mm近辺からのものが多く、広角不足のため結構ワイコンが売られていました。
液晶は僅か1.5インチでした。それでも普通に撮影していましたから、現在に比べると1/4の大きさの液晶でよく使っていたものだと思います。
撮影時にはボディを半分捻って使います。スイベル型と言われていて、Nikonが最初だったような気がします。他にも何社かがこの形のデジカメを販売したと思います。利点としてはレンズの奥行き方向にスペースを確保することができるのと、チルトやバリアングル液晶がなかった時代にローアングル、ハイアングルに対応することができました。
このカメラの売りは確か連射だったと思います。結構なコマ速だったと思いますが、たぶん4,5枚でバッファが一杯になるような感じだったと思います。すみません、記憶があいまいです。
本体が御覧のように薄型だったこともあり、電池の持ちが悪かったと思います。そのために互換バッテリーと充電器を買った記憶があります。充電器も買ったということは当時は珍しかった本体充電だったからだと思います。
コンパクトでそれなりに使いやすかったので、同時期に所有していた同じCONTAXのTVS Digitalよりも持ち出す機会は多かったです。TVS Digitalほどオートフォーカスに苦労した記憶は無いので当時の一般的なフォーカス速度は持っていたのでしょう。
京セラがカメラ事業から撤退した後CONTAXブランドは今どうなっているのでしょうか。