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カメラやレンズや好きなモノ

NewFD 50mm F2

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CANON NewFD 50mm F2 & SONY A7ii

 CANONのフィルム一眼キットレンズだったようです。リサイクルショップで税込み2000円未満だったので確保しました。

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CANON NewFD 50mm F2 & SONY A7ii

 前玉の裏側にカビ跡のような汚れがあったので分解してみました。化粧リングを外そうとしましたが、ゴムでいくら回しても外れてきません。このリングはねじ込みではなくプラスチックの爪でハマっているだけでした。精密ドライバーのマイナスでこじるのが正解でした。あまり整備性を考えていない設計のようです。後は特にギミックはありませんでしたが、掃除してもあまり綺麗には取り除くことは出来ませんでした。コーティングの劣化なのかもしれません。

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CANON NewFD 50mm F2 & SONY A7ii

 フィルター径は52mm、フードは他の標準レンズと共通のBS-52専用フードです。このフードですが現存するほとんどのものが取り付け部が劣化してキチンと固定されません。私の持っているものも例外ではなく、シリコンチューブを使った修理方法がネットに上げられていますので、そのうち修理してみようと思っています。

 古いキヤノンの50mm廉価モデルは最短撮影距離が60cmになっているものが多いそうです。PENTAXNIKONは45cmになっているものがほとんどですが、キヤノンは上位モデルとの差別化なのかこの時代のものでも60cmなのでちょっと使いにくいところです。

 50mmF2なので、鏡筒も短く170gと軽量です。描写はボケが少しうるさいような気がしますが、背景次第かなとも思います。

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  ちょうどこのレンズが現役だったころ、一瞬だけカメラに興味を持った時期がありました。友達がCANONのAV-1を持っていてAE-1やA-1のカタログを眺めていたことがありました。しかしその時は単に機械としてのカメラに興味があっただけで、何を写すのかをイメージできずカメラを買うことはありませんでした。

 そのカタログに載っていたのがNewFDのレンズだったはずです。ですのでなんとなく懐かしさがあり、NewFDがジャンク箱に入っているとつい手に入れたくなるのかもしれません。

 

SIGMA 45mm F2.8 DG DN Contemporary

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SIGMA 45mm F2.8 DG DN Contemporary & SONY A7ii

 ソニーEマウント用フルサイズ対応のオートフォーカスレンズは2本目です。A7iiにはタムロンの28-75F2.81本で行こうと思っていたのですが買ってしまいました。

 普段E16mmF2.8をボディキャップ代わりに付けっぱなしにしていたのですが、これはAPS-C用のレンズで使用頻度も低く専用のワイコンと一緒に手放そうと思い立ち、代わりのレンズを物色しはじめたのですが、やはり純正にはこれといった付けっぱなしレンズがなく、折よく手ごろな中古を見つけてしまったという訳です。

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SIGMA 45mm F2.8 DG DN Contemporary & SONY A7ii

 一応検討したのは純正の35mmSONNARでした。小さくカッコいいツアイスは魅力的ですが、なにしろ寄れないレンズという評判で、その上結構古いレンズでしたので、新しいシグマにしたというところです。

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SIGMA 45mm F2.8 DG DN Contemporary & SONY A7ii

  前玉は小さいですが、後玉は結構大きくて意外でした。ミラーレス専用に開発されると一眼レフとは設計が異なることが想像できます。

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SIGMA 45mm F2.8 DG DN Contemporary & SONY A7ii

 装着感にまでこだわった金属製のフードが標準装備されているのもポイントが高いです。しっかりしたサイズで効果も期待できます。

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 当初は単焦点にしては明るさがF2.8ということで、もう一段明るかったらなあと思っていたのですが、寄れる性能と引き換えならば寄れる方がいいかなと思っています。

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 45mmという焦点距離ですが、50mmならオールドレンズをたくさん持っているので若干ですが広角なのはラインアップとしてはいいのかなとも思っています。PENTAXのFA43Limitedを処分した代わりだと思っています。

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 さすがに現代のレンズです。オールドレンズとは違いスッキリしていて収差が取り除かれていることがよくわかる気がします。

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 マクロレンズではないレンズでここまで寄れれば、普段使いのレンズとして十分ではないでしょうか。

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  最近のレンズは大きく、値段も高くキットで販売されるレンズ以外はなかなか手に入れることが難しいと思いますが、そんな中でこのレンズは決して安い訳ではないと思いますが、しっかり作られていて好感が持てるレンズだと思います。

 

PENTAX *istDs

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PENTAX *istDs & *istD

 *istDのサブ機として購入した*istDsです。PENTAXデジタル一眼レフ2号機になります。

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PENTAX *istDs & FA43Limited

 中古を買ったのでたまたまシルバーでした。Limitedレンズもシルバーだったので、まあいいかといったところでした。因みに現在はブラックのLimitedレンズもありますが、FALimitedにブラックが追加されたのは大分後になってからだと思います。

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PENTAX *istDs & FA28F2.8

 タクマーの金属フードを付けたFA28。メーカーの指定はゴムフードですが、ゴムフートは変形してしまったので、タクマーのフードを付けていました。最もAPS-Cなので、もっと深いフードでも蹴られないとは思います。

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PENTAX *istDs & smcTAKUMAR 28mmF3.5

 タクマーの28mmも結構流通しているレンズでした。写りは今でも十分通用すると思います。

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PENTAX *istDs & auto TAKUMAR 55mm F2

 オートタクマーの55mmです。絞りリングが前にあります。このレンズはフィルター径が46mmと以降のPENTAXレンズで一般的な49mmに比べて1サイズ小さくなっています。鏡筒もコンパクトで、このレンズはもう一度出会えたら手に入れたいレンズです。

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PENTAX *istDs & DA40Limited

 このレンズが発売されたときはM40の再来と盛り上がった覚えがあります。パンケーキレンズは当時は他のメーカーには無く、ボディのコンパクトさと合わせてPENTAXの魅力になっていたと思います。

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PENTAX *istDs & FA35-80

 当時のPENTAXズームで最も軽いレンズで、ジャンク箱にたくさん入っていたレンズです。FA43Limitedのフードが違和感なく付きました。因みにF35-70も最も小さいズームレンズとして所有していました。

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PENTAX *istDs & FAJ28-80

 フィルム*ist用の標準ズームです。PENTAXで初めて絞り環が省略されたシリーズになります。

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PENTAX *istDs & FA☆85mmF1.4

 当時憧れだったFAスター85mmF1.4です。このレンズを中古の棚で見つけた時はドキドキしました。専用のフードが欠品、筐体もキズが多めだったので、比較的安く買えました。描写は最高でした。

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PENTAX *istDs & Voigtlander Color-Heliar 75mm F2.5

 FA77を持っていながら、比べてみたくて買いましたが、その良さを引き出せず比較的早く手放したレンズです。FALimitedのフードを付けていました。

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PENTAX *istDs & Voigtlander Apo-lanthar 90mm F3.5

 結局、私の視力ではマニュアルフォーカスレンズでピントを合わせることが難しかったのです。現在はミラーレス一眼の拡大機能を使ってマニュアルフォーカスできるのですが、光学式のファインダーでは拡大ができないので、きっちり合わせることができませんでした。今から思うと手放したことを後悔するレンズ達です。

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PENTAX *istDs & XR RIKENON 50mm F2

 所謂和製ズミクロンと言われているレンズです。ジャンク箱からサルベージしたと思います。若干曇っていますが、まあ普通に写ります。ライカのズミクロンを使ったことはないので、どの辺がズミクロンなのかは分かりません。しかし、PENTAXがリコー傘下に入るとは全く予想していませんでした。

 私の持っていた*istDsですが、*istDに比べてモーターのトルクが弱いというかオートフォーカスが遅かった覚えがあります。大きなレンズは特に顕著でした。それが個体差なのかどうかは分かりませんでしたが、サブ機として結構使い倒しました。印象としては*istDのコストダウン版というものでした。

 

PENTAX K-01

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PENTAX K-01

 ペンタックスのミラーレス一眼です。マークニューソンとかいう有名なデザイナーがデザインしたと宣伝されていました。モデル末期になって投げ売り状態の頃にK-5の予備バッテリーとレンズ目当てといういい訳で手に入れました。

 正面からのサイズはとても小さいのですが、厚みが半端ありませんでした。ファインダーは無く液晶は固定です。

 所有していた期間はかなり短く2013年の1月から2014年の10月までの写真が残っています。2年弱は持っていたことになりますが、印象が薄いです。

 実際に撮影した写真もあまり多く残っていません。何故そんなことになったのかというと、コントラスト方式のオートフォーカスは性能が悪く、いったりきたりの後にやっと合焦するような状態でした。当時は位相差素子を埋め込んだCMOSは一般的ではなかったのか、SONYだけだったのか記憶がありませんが、PENTAXが採用できる状況ではなかったのでしょう。

 久しぶりに調べてみると現行のK-70がPENTAXでは初めて位相差AFをライブビューで採用できたようです。K-70の撮像素子と画像処理プロセッサをK-01に積んでみたらとも思いますが、やはりファインダーのない大きなミラーレス一眼では魅力はないでしょう。

 開き直ったのかPENTAXは一眼レフにこだわっていくようです。事業環境が厳しい中生き残るのは並大抵のことではないのでしょう。これまで撤退していったカメラメーカーは数知れませんがここにきて一層の市場環境の厳しさはカメラファンとしても辛いものがあります。

 オリンパスに続きあのニコンでさえも不穏な噂がでてきました。ましてPENTAXです。HOYARICOHとこれまでは寧ろ幸運だったのかもしれません。昨年100周年ということで伝統のある企業・ブランドをなんとか続けられるように祈っています。

 

PENTAX Optio MX4

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PENTAX Optio MX4

 これはビデオカメラのようなスタイルでユニークなデジカメでした。750Zと共通のバッテリーで、10倍のズームレンズ、400万画素でしたが、出てくる絵はPENTAXらしい絵でした。

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PENTAX Optio MX4

 ファインダーはありませんでしたので、後方の液晶には折り畳み式のフードを付けていました。上の写真に少しだけ写っています。

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PENTAX Optio MX4

 カメラらしい形ではありませんでしたが以外に撮影しにくくはありませんでした。

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PENTAX Optio MX4

 37mmのフィルターネジがあり、レンズはインナーズーム、インナーフォーカスでしたので、伸縮することは無く、ワイコン、テレコンが付け放題でした。

 マクロも強く0cmマクロとうたっていました。

 37-370mmと広角が狭かったのでよくワイコンを付けていました。写真はRICOHのDW-4、同時期に持っていたRICOHの機種用でしたが、流用していました。

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PENTAX Optio MX4

 ケンコーのMSシリーズは純正のようにピッタリでした。

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PENTAX Optio MX4

 グリップの角度を自由に変えられるし、液晶を上からのぞくように構えると撮影しやすかったです。

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PENTAX Optio MX4

 結局最後はヤフオクで処分したのですが、落札者の方はPENTAXの方で「社販で買いそびれた」と言っておられました。真偽のほどは定かではないのですが。

 私の前を通り過ぎて行ったデジタルカメラの中でもユニークな1台です。