小型のライカMマウントカメラ LEITZ minolta CL です。フィルム撮影熱が高かった2009年頃、入手しました。行きつけのカメラ屋さんでうっかり手に取ってしまったのがきっかけでした。そのサイズ感、布幕シャッターの柔らかい音、手にした時の感覚に参りました。レンジファインダーの見やすさもそれまでの国産コンパクトカメラの2重像とは明るさも違い、本格的に感じました。
この個体は買った時にファインダーの調整・整備、CDSの交換・調整、よく壊れているフィルム差し込みジュラコンの交換等の整備を受けています。
おまけでつけてもらった28mmです。その後、専用フードはヤフオクで調達したと記憶しています。本来はCLには28mmのファインダーがなく対応していないことは後から知りました。ただ、ピント合わせはできますし、絞ってパンフォーカスの方が多かったので気にせず使っていました。M-ROKKOR28mmについては別記事で書いていますのでそちらも良かったらどうぞ。
CLの露出計ですが、レンズを外すと分かりやすいのですが、巻き上げレバーを引くと腕木がにょきっとシャッターの前に出てきます。したがって中心だけのスポット測光とでもいう状態になります。初めて使った時はこの露出計を使ったのですが、確かに中心は測光されますが、それまでの自分の感覚とは全く合わず、せっかく修理してもらったのですがそれ以降使うことは無くなりました。代わりにVoigtlanderの露出計をアクセサリーシューに乗せるスタイルです。結構このスタイルが似合っていると思います。
同じ40mmのNOKTONもCLに似合うと思います。M-ROKKORも好きですが、Voigtlanderの方が高級感があります。大半のフィルムカメラは処分してしまいましたが、PENTAXの一部とこのカメラだけは所有し続けています。今年になってやっと念願の90mmも入手できました。