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F.Zuiko Auto-S 38mm F1.8

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OLYMPUS F.Zuiko Auto-S 38mm F1.8 & PEN-F

 PEN F用標準レンズの38mmF1.8です。今回はPEN-Fに装着して撮ってみました。レンズフードはフォーサーズ25mmF2.8用のLH-43です。このレンズを手に入れた当時まだ新品で売っていたこのフードを入手しました。それ以来、本来のPEN Fで撮影する時も使っていたものです。

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OLYMPUS F.Zuiko Auto-S 38mm F1.8 & PEN-F

 レンズとボディとのバランスはとても良いと思います。PEN-Fはピント合わせの際に拡大表示するボタンが用意されているのでオールドレンズが使いやすいです。更に10本までのオールドレンズを名称登録できるので、撮った画像にEXIFとして、レンズ名、焦点距離、開放F値が記録されます。これは画像を後から確認するのに役立ちます。

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OLYMPUS F.Zuiko Auto-S 38mm F1.8 & PEN-F

 マウントアダプターは随分前に手に入れた中国製のもので、今となってはメーカー不明です。当時はいろいろなメーカーからアダプターが発売されていて、メーカー毎の評価も定まっていませんでした。どちらかと言えばマイナーなレンズ規格ですので、あまり選択肢は無かったと思います。装着はきつめですが、緩くてガタつくよりはいいかと思います。

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OLYMPUS F.Zuiko Auto-S 38mm F1.8 & PEN-F

 厳密には無限遠のチェックなどはしていませんが、普段スナップするには特別問題はありません。

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 レンズのサイズとしてはMマウントレンズに近いと思いますが、こちらは一眼レフ用レンズですので、Mマウントレンズに比べ寄れることが強みだと思います。

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 このレンズはPEN F用としては最もよく見かけるもので、それほど価格は高くなく、コンディションの良いものも探しやすいと思います。

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 PEN F用標準レンズには他にF1.4やF1.2もありますが、希少なレンズで状態のわりに価格が高いものが多く入手するに至っていません。どこかで幸運な出会いがあれば入手するかもしれませんが積極的には探していません。

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 換算76mmになってしまいますが、個人的には使いにくさを感じることはありませんでした。

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 ボケはざわつく感じがあるような、どうでしょうか。

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 PEN-Fにはフォーマットの問題もあり、通常のフルサイズのオールドレンズより、PEN F用のレンズを使っていきたいと思っています。

 

INDUSTAR-61 L/D 55mm F2.8

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INDUSTAR-61 L/D 55mm F2.8 & X-T20

 初めてのロシアレンズです。ギズモショップで売っていたのでヤフオク等で買うよりも失敗の可能性が少ないと思い、購入しました。所謂通常の新品ではありませんが、ギズモショップでは、現地でセレクトして輸入しているようで、まあ日本国内では中古良品といったところでしょうか。美品ではないと思いますので、新品並みの状態を期待されるとガッカリするかもしれません。

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INDUSTAR-61 L/D 55mm F2.8 & X-T20

 マウントアダプターはヘリコイド付きMマウントアダプターにL マウントアダプターを噛ませています。ギズモショップで買うとL マウントアダプターが付属しますが、最短撮影距離が1mもありますので、ヘリコイド付きでないと撮影しづらいと思います。

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INDUSTAR-61 L/D 55mm F2.8 & X-T20

 フィルター径は40.5mmです。今回は40.5-43mmのステップアップリングを介して、PEN F用100mmF3.5のT-45フードを付けてみました。少し長いかなと思いましたが、ケラレはありませんでした。

 なぜこのレンズを買ってみようと思ったかと言えば、一度ロシアレンズを体験してみたかったからです。その意味では思ったよりも普通に写ってくれています。それほど強い癖を感じたりはしていません。

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 少し雨が降る中で撮ったので、光がフラットでコントラストが低めかな。

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 ボケは割と素直な気がします。

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 ヘリコイドアダプターで寄るとF2.8でも被写界深度の薄さを感じます。

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 左上隅にパープルフリンジが出ているようです。

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 完璧な描写ではないと思いますが、十分使えるレンズではあります。ただ、ヘリコイド付きアダプターを以てしてももう少し寄りたくなりました。このレンズのせいではないのですが、自分の好みがマクロ域を要求しているのでしょうか。

  フルサイズに対応していますが、APSで使えば周辺はトリミングされますので、画質的には有利なのかもしれません。小さなレンズなので、X-T20のボディとのバランスも良く、この組み合わせを中心に使っていこうと思いました。

 

ZUIKO MC AUTO-T 200mm F4

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OLYMPUS ZUIKO MC AUTO-T 200mm F4 & E-M5ii

 キタムラで中古購入しました。200mmF4というスペックのオールドレンズはよく見かけるものです。価格も安く、あまり使われなかったのかキレイなモノも多いのですが、それは自分にも当てはまり、果たして使うかどうか迷います。ただ、今回はOMで私が持っていないマルチコーティングMCだったので買ってみました。

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OLYMPUS ZUIKO MC AUTO-T 200mm F4 & E-M5ii

 マウントアダプターは2段重ねです。今回は敢えてマイクロフォーサーズで行ってみようと思いました。オリンパス同士というのもありますが、ボディ内手振れ補正が一番効いてくれるプラットフォームだと思ったからです。画角は換算400mmにもなります。

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OLYMPUS ZUIKO MC AUTO-T 200mm F4

 家に帰って調べてみると軽量で寄れるオリンパスのイメージとは違い、私が持っている200mmF4のオールドレンズの中では一番重く、寄れないレンズでした。PENTAXのM200F4が405gであるのに対して510g、CANONのNFD200F4の最短撮影距離1.5mに対して2.5mとスペック上ではいい所無しです。これだけ寄れないとフルサイズでは厳しいかなという思いもあってマイクロフォーサーズに合わせてみることにしました。

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OLYMPUS ZUIKO MC AUTO-T 200mm F4 & E-M5ii

 E-M5には普段装着しないバッテリーグリップまで付けましたが、見た目はいい感じになったと思います。しかし、新型のE-M5iiiにはバッテリーグリップが用意されなくなったのはどうしてなのでしょうか。売れなかったということでしょうか。因みに私はたまたま中古を見つけて購入しましたから文句を言うことはできません。

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 写りは古さを感じさせないと思いますがいかがでしょうか

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 マイクロフォーサーズで正解かなと思います。フルサイズだと寄れないストレスが溜まりそうです。よく言われるイメージサークルの真ん中のおいしい所だけを使っているメリットが画角が2倍になるデメリットを上回っているのではないでしょうか。

 帰ってきて画像をチェックしてみましたが、手振れしている画像はほとんどなく、その意味でもこの組み合わせは使えると思いました。

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NewFD 135mm F2.8

 

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CANON NewFD 135mm F2.8 & SONY A7ii

 CANONのNewFDが続きますが、このレンズはハードオフのジャンク箱からのサルベージです。ジャンクの理由は後玉にカビがあるためです。ただ、外観、前玉は比較的綺麗だったので買ってきました。3千円くらいだったと思います。

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CANON NewFD 135mm F2.8 & SONY A7ii

 帰ってサクッとカビ取りしようとしたのですが、後群のレンズを外すことができません。後ろから見てレンズ群のカニ目らしきものがあるのですが、とても小さくレンチをしっかり掛けることができないのです。CANONのNewFDは後ろ側が複雑そうでマウント付近を分解したくないのですが、分解しないとレンズにアクセスできないようです。

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CANON NewFD 135mm F2.8 & SONY A7ii

 どうもNewFDはPENTAXのレンズに比べて素人が分解しにくい造りのものが多い感じがします。設計思想がまるで違っているのでしょうか。

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CANON NewFD 135mm F2.8 & SONY A7ii

 私の持っているオールド135mmレンズでは唯一のF2.8です。他はF3.5ばかりなので、ちょっと高級な感じはします。しばらくはカビつきまま使っていくしかありません。

 フードは内蔵ですので、別に用意する必要はありませんし、収納も一瞬で大変便利だと思います。最近のレンズではあまり見かけませんが何かデメリットがあるのでしょうか。

 以前はマウントアダプターを2段重ねで、周辺が蹴られていましたが、新しいアダプターでは問題なくホッとしています。

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 個人的にはカビの影響を感じませんがどうでしょうか。

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 ボケは少しザワつく印象がありますがどうでしょうか。私が持っている他の135mmは最短撮影距離は1.5mですが、このレンズは1.3mと少しだけ寄れます。ただ、使ってみてそれほど違いを感じることはありませんでした。

 

NewFD 35mm F2.8

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CANON NewFD 35mm F2.8 & SONY A7ii

 CANONのNewFDでも集めてみようかという気分になり、マウントアダプターも用意し、標準、望遠と出会って広角も1本欲しくなりヤフオクを眺めていた時に何気に入札していたら予算内で落札できてしまいました。

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CANON NewFD 35mm F2.8 & SONY A7ii

 オールドレンズで広角を探すと28mmがお手軽な値段で見つかることが多いのですが、最近ますます広角苦手病が進行していて35mmを探していました。本当は当初F2を探していたのですが、F2になると結構値段が高く手が出ません。これは純正のフロント、リアキャップ、フードまで付いて5千円未満でした。

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CANON NewFD 35mm F2.8 & SONY A7ii

 レンズは外観、光学ともまあまあで価格を考えればヤフオクにしては満足できるものでした。

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CANON NewFD 35mm F2.8 & SONY A7ii

 フードの取り付けはやっぱりユルユルで、写真を撮っていて落ちてくることはありませんでしたが、早急になんとかしたいところです。

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 太陽を入れて逆光で撮ってみました。いかがでしょうか。個人的には十分です。ゴーストは絞りの5角形に出ています。この世代では既にマルチコーティングがされていますので、そんなに酷いフレアはでないレンズが多くなっています。まあそれでも40年程前のレンズですから現代のものと比べるまでもありません。

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 絞って取れば普通に写りますが、ボケは少し流れ気味でしょうか。最短は35cmですので一般的なものです。もっと寄りたくなります。

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 本当にこのレンジでは何をどう撮影していいのか戸惑ってしまいます。しかし、これといった花もなく雑草が元気よくのびています。

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 やっぱりボケはあまり綺麗な方では無さそうですね。