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カメラやレンズや好きなモノ

Fujifilm X-S10 予約しました。

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 X-S10を迎えることにしました。発売されて実際に手に取ってみてからとも思ったのですが、やはりボディ内手振れ補正が欲しかったからです。

 

kiricub.hateblo.jp

 

 XC15-45のキットにしたのはXマウントのレンズで一本ぐらいズームが欲しかったからです。XF18-55にしなかったのは価格の問題はもちろん、18-55は最短撮影距離がズーム全域60cmとあまり寄れないこと(広角30cm、望遠40cmまで寄れるようです)、対して1545は広角側だけとはいえ13cmまで寄れます。超広角は使用頻度が少ないのでこの先広角ズームを導入する可能性が少なく、だったら標準でできるだけ広角もカバーして欲しかったからです。換算23mmであれば自分にとっては十分広角レンズです。

 予約するにあたってX-T20を下取りに出したのはもちろんですが、マイクロフォーサーズのボディとレンズをだいぶ処分することにしました。近所のキタムラで査定してもらったら、X-S10の購入額を上回る金額になりました。

 マイクロフォーサーズが今後も一応メインのシステムであることは変わらないのですが、規格の今後を考えた時にここで少しスリム化しておこうと思いました。

 因みに予想外に手にした金額は、別のレンズ購入に回ってしまいました。何のレンズかはそのうち紹介したいと思います。

 

PENTAX-110 70mm F2.8

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PENTAX-110 70mm F2.8 & X-T20

 PENTAX auto110用の望遠レンズ70mmF2.8です。ヤフオクで5,000円ぐらいで落札できました。ネットの情報ではこのレンズはPENTAXには珍しく分解の難易度が少し高そうだったので、カビのないものを条件に探していたので何本か比較しながら選びました。そこそこの状態でしたのでホッとしました。

 フードも純正のモノが割とコンスタントに出品されますので、こちらは程度より価格で落札しました。

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PENTAX-110 70mm F2.8 & X-T20

 フードを付けた状態で52mmの現行キャップを付けることができます。フィルター径は49mmとPENTAXでは最も多い口径なので、他にもいろいろ流用可能なアクセサリーもあると思います。

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PENTAX-110 70mm F2.8 & X-T20

 ただ、レンズ単体ではそれほど感じないのですが、カメラに付けた姿は特にアダプターの辺りが細くて心配になります。

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PENTAX-110 70mm F2.8 & X-T20

 APS-Cでもケラレの心配はありませんでした。イメージサークルはカバーされています。110フィルムはマイクロフォーサーズくらいだと思いますが余裕を持った設計なのでしょうか。

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 レンズに絞りはありません。auto110システムのレンズは全て開放F値は2.8で、カメラ側で絞り兼シャッターを使って露出を制御する仕組みでした。したがって、レンズの後ろに何か工夫する他は全て開放F2.8での撮影になります。

 今回の撮影も全てF2.8です。

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 SMCの表記はありませんが、一緒に持って行ったsmc PENTAX-M 35mm F2.8が開放でフレアっぽかったのとは対照的にコントラストは十分だったと思います。

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 ボケは写真によってはグルグルしているようにも見えますが、本来のイメージサークルより大きなフォーマットで撮っているので、周辺まで文句をつけては可哀そうかなとも思います。ただ、欠点は最短撮影距離が1.5mであること。そう考えるとマイクロフォーサーズで使ってあげた方がいいのかなとも思います。

 

smc PENTAX-M 40mm F2.8

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smc PENTAX-M 40mm F2.8 & X-T2

 かなり以前から持っているPENTAXの元祖パンケーキレンズです。一眼レフカメラを初めて手に入れる際にパンケーキレンズのルックスにやられました。PENTAXを選んだのは当時FA43という唯一のAFパンケーキレンズがあったからでした。

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smc PENTAX-M 40mm F2.8 & X-T2

 パンケーキレンズはカメラに付けた姿が薄くてカッコいい、携帯性が優れているのがメリットでした。しかし、アダプターを介して接続する現在は、薄さのメリットは無く暗い、寄れないのデメリットしかありません。各社のオールドパンケーキレンズは一時ほどではないのですが、小口径の標準レンズに比べて価格も高く、現在では価値が下がってしまっているように感じます。

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smc PENTAX-M 40mm F2.8 & X-T2

 少しでも寄れないハンディを緩和するため、ヘリコイドアダプターとLM-PKアダプターを重ねて付けてみました。結局レンズの厚さは3倍くらいになってしまいます。APS-Cのセンサーサイズと相まって60mm相当となる画角も利用します。

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smc PENTAX-M 40mm F2.8 & X-T2

 フードやフィルターも付けずに使うのがこのレンズに合っているのかなあと思っています。DA40のフードでもいいのですが、少しでも薄く使いたいと思っています。

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 いかにSMCでも逆光ではハロっぽくなり、ゴーストもでます。この辺はオールドレンズですね。

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 ヘリコイドを繰り出すと上の2枚の差になります。ここまで寄れれば十分ですが、ピントリングが細すぎてやはり操作性は悪いです。

 

Fujifilm X-S10 について

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https://fujifilm-x.com/ja-jp/products/cameras/x-s10/

 11月に発売されるFUJIFILMのX-S10が気になり始めています。今年X-T20を買ったばかりですが約半年使ってみて気になることもあって買い替えを検討してみようという気になっています。

X-T20と比べてX-S10に替えた際のメリット

1.ボディ内手振れ補正
 まずはこれが一番です。併用しているカメラには全て手振れ補正が入っています。XF27を使っているときは気になりませんでしたが、XF60を使うと帰ってきてアレっと思う写真が結構あります。普段どれだけ助けられていたかと思います。

2.バリアングル液晶
 縦位置のローアングルやウエストレベルに構えて撮る際にはティルトでは対応できません。SONY A7iiもですが、オリンパスの2台がバリアングル液晶なこともありどちらかと言えばバリアングル液晶派です。

3.18種類のフィルムシミュレーション
 エテルナやクラシックネガなどX-T20には搭載されていないフィルムシミュレーションが使えることも魅力です。

4.キットレンズの15-45
 中古でキットレンズ崩れの15-45を狙っていましたが、今回採用されているので、安価に入手できるのではないでしょうか。

5.細かい話
 ・シャッターボタンがしっくりこない。X-T20のシャッターボタンはネジが切ってあり、機械式のレリーズがつけられるようになっています。その為か半押しのストロークが長く、思った通りに操作できずイラっとすることがありました。X-S10は写真を見ると一般的なシャッターボタンなので、半押しの感じが自分にあっていればいいなと思います。発売されたら実機で確認したいところです。

 ・X-T20用に買った予備バッテリーがそのまま使える。一般的にはX-T4用の大きなバッテリーの方が歓迎されるのでしょうが、個人的には共通なのは歓迎です。

 ・EXIFにオールドレンズ名を記録できる? X-T4はマウントアダプター設定でレンズ名を記録できるようになっていたと思います。同じセンサー、エンジンなら記録できる可能性があるのでは?これはまだ、取説PDFが公開されていないのでなんとも言えないところです。

X-T20と比べてX-S10に替えた際のデメリット

1.大きく重くなる。
 手振れ補正、グリップと相殺なので仕方ないのしょうが、X-T20のサイズ、スタイルが気に入っていたので残念です。

2.操作性が変わる。
 リアダイアルは押し込むと拡大表示でそのままダイアルで倍率変更もできるところがオールドレンズ使用時には便利でしたが、X-S10のリアダイアルは天面で押し込む操作は出来なさそうです。また、ボディ前面に合ったAFMF切り替えも無くなっているようです。自分の使用スタイルに合わせられるかが不安です。

 

 まだ、価格もちゃんとアナウンスされていないし、そもそも買えるのかという問題が大きく立ちはだかっていますが、注目したいカメラです。A7Siiiはどう考えても無理なのでしばらくは楽しく悩んでみたいと思います。

※10/20予約開始されたようです。いずれも税込みボディ単体118,000円、15-45キットレンズ付き127,900円のようです。キットレンズは9,900円ということで、中古よりお得ですね。

 

Richard Wheatley flybox

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 リチャード・ホイットレーのフライボックス。このアルミの箱がどうしてと思うくらい高価でした。それを3つも持っていました。

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 この3つは一番小さなサイズです。中のフライは随分前に自分で巻いたものです。
高価なこのボックスはもったいなくてフライベストに仕舞いっぱなしのことが多かったです。

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 実際に渓流に通っていた頃はこのボックスを使っていました。造りの差は実際に手にしてみると明らかで、特にコンパートメントの開閉をすると精密さがまるで違うことが実感できます。

 初めの頃は一回の釣行で随分フライを無くしましたが、慣れるとフライをロストすることはほとんどなくなり、小さなボックス一つで一日釣りができるようになり、フライボックスはタイイングしたフライの保管ケースになってしまいました。

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 タックルベリーで数百円で見つけたもの。一番大きなサイズです。よく見ると”WHEATLEY”と小さく刻印が入っていました。本物かどうか確信が持てませんでしたが、値段が安かったこと、コンパートメントの造り、開け閉めの感じが良かったので買ってきました。

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 中間サイズの記念モデル。TIMCOの特別オーダー品だったと思います。他にも色があって、今思うとレッドも買っておけば良かったかなあと。内部はフォームだったので、値段もそれほど高くは無かったと思います。オリジナルのフォームを全て剥がして、C&Fデザインの入れ替え式フォームにセットし直しました。

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 両面テープで金具を張り付けていて、フォームは入れ替えできます。サイズもこのために作ったようにピッタリです。

 他にもいろいろなフライボックスを使ってきましたが、結局これだけが残っています。渓流には随分行っていませんが、そのうちまた行けたらいいと思っています。