kiricub

カメラやレンズや好きなモノ

迷走の果て

過去記事の続きですので興味があればどうぞご覧ください。

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取り敢えずの結論は

前回の記事では一言も触れていないレンズにたどり着くところが、自分でも決して論理的な思考の結果ではないと思います。

ただ、カメラ趣味のレンズ選びなど所詮論理的思考で決めるものでもないとも思っていますが。

人生3本目のプラナーです。

ZEISS Touit 1.8/32 & X-E4

ZEISS Touit 1.8/32

初めてのプラナーは1.4/50 ZK コシナのKマウント。これは本当に美しいレンズでした。

2本目のプラナーはGマウント 2/45。

PL3に何とか装着した感じで、まともに運用できるようなものではありませんでした。具体的には当時のビューファインダーではピントは見づらく、フォーカスリングも機構上滑らかには回りませんでした。

そういう意味では初めてのオートフォーカスプラナーです。

このレンズの存在自体は以前から知ってはいました。ただ経験的にツァイスレンズはその価格の何割かはツァイスという名前に支払われるような気がしていました。それでもやっぱりツァイスレンズへの憧れが約10年ぶりにプラナーを手に入れることになってしまいました。本当にこればっかりは理屈ではありません。

ZEISS Touit 1.8/32 & X-E4

50mm マクロプラナーと共用のレンズフードは必要以上に立派に見えます。LEICA DG Sumilux 25mmもフードが大きかったですが、フィルター径が52mmですので、手持ちのフードを付けてみます。

Nikon HS-1

薄い枠のフィルターを付けるとしっかり嵌ってくれませんでした。

PENTAXの角型標準レンズ用フード

Mレンズはフィルター径が49mmですが、Kマウント初代は52mmでした。こっちはしっかりはまってくれますが、今度はキャップが付きません。

少し邪魔な感じはしますが、取り敢えずは純正フードで運用していこうと思いました。

キタムラネット中古をいつものお店で受け取って、近くの公園で動作検証的に少し撮っただけの感想を以下に書いてみます。

ファインダーを初めて覗いた時には感動はありませんでした。XF35mmF1.4の時にはこれはいいレンズだぞという感じがありましたが、いたって普通な感じです。

AFについても普通です。遅く感じることもなく、早く感じることもありませんでした。日中曇りの屋外でしたが、問題ありません。最短撮影距離がXF35ほど寄れないのは織り込み済みでしたが、これもまあまあ普通といったところです。

今のところ否定的な感想も肯定的な感想もないといったところです。それはこのレンズが普通のレンズだからなのか、自分が感じ取ることができないだけなのか。3本目のプラナーは1本目や2本目とは違って、とことん使い込んで沢山シャッターを切ってみて評価したいと思っています。

 

 

Micro 4/3 現状

新たなレンズ購入資金捻出のため、MZUIKOレンズ2本を放出しました。ちょうどキタムラで買い取り金額10%アップの期間でした。

放出したのは12mmF2と75mmF1.8です。どちらもいいレンズでしたが、稼働率が落ちていました。12mmF2は明るい広角ですが、自分にとっては広すぎました。75mmF1.8は子供のバレーボール撮影用でしたが、コロナの影響でことごとく大会、試合が中止になり出番が無くなってしまいました。

それでもマイクロフォーサーズでなければというレンズはPEN-Fと共に残っています。

PEN-F MZUIKO 17mm F2.8 TOKINA reflex300mm F6.3

結局、初代マイクロフォーサーズE-P1購入時にキットレンズだったMZUIKO 17mm F2.8が残りました。パンケーキレンズながら必要十分に被写体に寄れる広角レンズです。特別描写が気に入っているわけではありませんが、特に不満はありません。そして自動開閉レンズキャップでPEN-Fをコンデジにしてくれます。

TOKINAは以前も記事にしましたが、これも唯一無二のレンズだと思います。

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PEN-F MZUIKO 30mm & 60mm macro

オリンパスフィルムカメラのOM時代からマクロレンズに定評のあるメーカーだったと思います。マイクロフォーサーズの小さなセンサーサイズはマクロ領域ではAPS-Cやフルサイズに比べてある種のアドバンテージを持つことができると思っています。

最近は花の写真を撮影することが多い自分にとって、このコンパクトなマクロシステムも他とは代えがたいシステムです。

PEN-F Panasonic Leica DG 15mm & 25mm

LEICAのレンズは高額過ぎて買えない自分でもこれなら買えました。(もちろんどちらも中古ですが)

冒頭でMZUIKOの12mmを手放すことにしたのも15mmと使用シーンが被っていて、2本を1本にしても困らないと思ったからです。実際使用頻度は高くありませんでしたが、これからはもっと使っていこうと思っています。そういう意味では使うのがもったいなくなるような高級感は無く、どんどん日常使いできるレンズなのかもしれません。

PEN-F BODYCAPLENS

レンズではなくアクセサリー扱いだったボディキャップレンズです。9mmは中古でしたが15mmは新品で入手しました。この種のレンズはUtulensを初め、様々なモノが発売されましたがオリンパスのこの2枚がオリジナルで作りも最高なのではないでしょうか。

”作り”といっても所謂ビルドクォリティではなく、距離レバーでキャップまで閉めることができ、F値固定ながらピント調節も可能であったりする企画、設計の意味においてです。もちろんチープなレンズですが、パッと見はPEN-Fにも違和感なく乗っかっています。

 

マイクロフォーサーズ規格のカメラ、レンズには随分投資しました。初めはPENTAXのサブシステムとして、後にメインのシステムとして10年くらいは使ってきました。フィルムの写真を撮らなくなってFUJIのシステムをメインに変えましたがPEN-Fが動く限りは使っていきたいと思っています。

 

精神分裂

久しぶりにブログを更新しています。

何気なく自分のブログを見返していたら、何かいいレンズはないかなと思い始めてしまいました。以下は他人にとっては意味のない個人的な思索の堂々巡りの過程です。

 

現在のメインシステムはフジのXですが、標準ズームはXS10購入時に選んだキットレンズのXC15-45です。このレンズは広角端で13cmまで寄れ最大撮影倍率が0.23倍という特徴があり、これが決め手で選択しました。しかし、よく言われていることですが、普段使いのズームとしてはパワーズームの操作性が悪くほぼ単焦点の15mmレンズとして使っています。これはこれで割り切っているのですが、代わりの標準ズームをいずれ導入したいと思っていました。

XF16-55mmF2.8 R LM WR

Xシステムの大三元レンズ。描写、性能は文句なし。問題は価格と大きさ。655gの重さと77mmのフィルター径はちょっと手が出ない感じです。

XF16-80mmF4 R OIS WR

F4通しの便利ズーム望遠側が換算120mm相当で、所有するXF70-300との繋がりもいい。ただ、これも価格とサイズ。440g、72mmのフィルター径はF2.8よりは小さいですが、どうなんだろうか。最大撮影倍率が0.25倍なところはいい。ただ、いまいちピンとこない感じです。

XF18-55mmF2.8-4 R LM OIS

純正では本命。58mmの純正フィルターも何故か入手済み。中古も沢山ありそうだが、あまり新品と価格差がない。このレンズの気に入らない点は寄れないこと。広角側でも30cm、最大撮影倍率は0.15倍。

SIGMA 18-50mm F2.8 DC DN Contemporary

小さく軽く、F2.8通しで何より寄れます。価格もリーズナブルなことが予想されます。ただ、まだ発表されただけで発売は今年の末の予定。手振れ補正は入っていませんがX-S10ならボディ内手振れ補正があるし。できれば望遠側が70mmだったらよかったんだけど。所有する満足感は少ないような気がするけど、実用的にはやっぱりこれが本命かな。

TAMRON 17-70mm F2.8 Di III-A VC RXD

シグマに比べて広角、望遠が伸びていて手ぶれ補正も入っています。18-300の高倍率ズームがXマウントで発売されたので、このレンズも発売される可能性が出てきました。ただ、SNSSIGMAとの比較を見たりしたけど(Eマウント)見た感じでは二回り以上大きく見えました。525gの重さはちょっと重すぎ、でか過ぎかなあ。それにタムロンは県内にあった工場が海外に出てしまったようだし。

ということで、SIGMA待ちなので今標準ズームを導入するには時期が悪い。何かないかな。

 

NOKTON 35mm F1.2

XマウントのNOKTON。35mmF1.2は7artisansをもっていますが、COSINAと比べてしまうと安っぽさを感じてしまいます。電子接点もついてExifも残ります。ただ、現在入手困難。ネットでも2ヶ月待ちの表示や納期未定でいつ手に入るか分かりません。標準レンズは好きな画角ですがXF35F1.4もあるしなあ。

XF18mm F2

設計が古いXFレンズ。動画では使えないAFとか言われていますが、写真を撮るだけなら問題なし。XF27の次に純正では小さなレンズ。中古で出ているのを近所で見たことがあったけど探してみるとなかなかこれといったものがありませんでした。換算28mmはマイクロフォーサーズの12mmF2と15mmF1.7の間で使用頻度はあまり高くないんだよなあ。

7Artisans 35mm F5.6

パンケーキレンズ好きですがこのレンズのデザインは無理。18mmF6.3UFOレンズも酷かったですがこれはない。

TTartisan 28mm F5.6

イカクローンの小さなレンズ。 TTartisanのレンズを買ったことは無いけどこれに4万以上を掛けるのは躊躇してしまう。

COLOR SKOPAR 21mm F4 P

TTartisanとほとんど同じ価格ならこっちかなあ。一段明るいし、寄れるし、小さいし質感も多分いい。MマウントならソニーE、フジX、マイクロフォーサーズで使える。ただ、Vintagelineの21mmを買えば良かったと後から思ったりしないかな。でもF値が3.5と少し明るくなるだけで値段が随分高くなってしまう。SIGMAのズームの方が使い勝手がいいだろうし。

中古のいい出物にでも出会わないかな。という感じでまったく役に立たない、意味のない思考を繰り返しています。

F6.3固定

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FUJIFILM X-A7 & 7artisans UFO lens OLYMPUS PEN-F & Tokina 300mm reflex

 F6.3固定という共通点を持つ2本レンズを持っていることに気付きました。共通点はそれだけで、他は全くキャラクターが異なります。

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FUJIFILM X-A7 & 7artisans UFO lens OLYMPUS PEN-F & Tokina 300mm reflex

 7artisansは広角レンズ、Tokinaは超望遠レンズ、ミラーレンズ、そして最大撮影倍率0.5倍のハーフマクロレンズです。

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FUJIFILM X-A7 & 7artisans UFO lens OLYMPUS PEN-F & Tokina 300mm reflex

 7artisansはほぼボディキャップサイズです。 

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  Tokinaは300mmというスペックにしては驚異的な小型レンズです。

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 どちらも純正では存在しないスペックのレンズです。偶然シルバーボディの2台にそれぞれレンズを付けて撮影してきました。

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 7artisans UFOlens。最短撮影距離が1mなのでこんな感じの写真が多くなりがちです。ただ、ピント合わせがないので構えてパチパチとスナップできます。

 

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 Tokinaの方は、換算600mm。マニュアルフォーカスということで1枚撮影するのに結構時間が掛かります。また、近接撮影になるほどピントもシビア、手振れもシビアということで、歩留まり悪いです。そこで、保険に枚数が増えます。

 

 

 

TR-XE4

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TR-XE4

 X-E4純正のサムレストTR-XE4を入手しました。XE4を買う時から手に入れようと思い、ポイントが多く付く日を待って本体を注文しました。そのおかげで入手に時間が掛かりましたが、ポイントだけで済みました。

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TR-XE4

 本体の操作ボタンをよける為、工夫された形になっています。又、取り付けが緩い場合に付けるスペーサーも同梱されています。取り付けたところ、特に緩い感じはしなかったのでそのままです。使っていて緩くなったら使おうかなといった所です。

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TR-XE4

 ボタンをかわすためにデザインされています。それでも装着するとボタンは確かに押し辛くなります。ただ、操作が困難かと言われれば、思ったほどではありませんでした。この辺りは個人差もあると思います。撮影中に頻繁にボタンにアクセスする人にとっては邪魔になるかもしれません。個人的には今のところあまりボタンを押す頻度が多くないので、付けっぱなし運用する予定です。

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TR-XE4

 Qボタンがより押しにくくなるような感じです。感度ダイアルにはあまり影響を感じませんでした。

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TR-XE4

 で、肝心の「持ちやすくなるか」ですが、これは違いを感じます。無い状態と比べると随分変わりました。ただ、一般的なカメラと比べると同じくらいの持ちやすさになった程度だと思います。具体的には、PEN-Fと比べると同じくらいかな。X-A7と比べると、X-A7の方が軽く、また前面にも出っ張りがあるので、X-A7の方が持ちやすいです。

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TR-XE4

 最後に値段、コスパですが、確かに高いと思います。待っていれば中国製のコピー品が出てくるかもしれません。因みに純正も中国製ですが。ゆるみ防止のスペーサーや親指の腹が当たる場所の別素材等、コストアップ要因も見て撮れますので、純正オプションとしては仕方ない価格なのかもしれません。

 こういうものは実際に自分で確かめる他ないのでレビューとしては価値が低いかもしれませんがご参考になればと思います。