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カメラやレンズや好きなモノ

Micro 4/3 2023

1年ほど前の記事から変化がありましたので、記録として記します。

 

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どうしても手放す決心ができなかったPEN-F。しかし、サブシステムとして維持していくにはレンズが多すぎる気がしました。それぞれ理由(言い訳)があって所持していましたが思い切って整理しました。これもX-T5導入の為です。

 

それでは、残したレンズを広角側から紹介します。

BCL-0980

ボディキャップレンズ BCL-0980 フィッシュアイ。唯一のフィッシュアイレンズとして残しました。そもそもフィッシュアイは使用頻度が少ないレンズです。以前買った岩星レンズは半年たたずに処分しています。

 

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では何故残したかと言えば、新しいフィッシュアイレンズが欲しくなるのを防ぐ為です。自分への戒めとして残しました。

それでは2本目

BCL-1580

またまたボディキャップレンズ BCL-1580です。こいつも残しました。広角側はあまり得意ではないので使用頻度が低いです。フィッシュアイレンズほどではありませんがサブシステムであることも加味しました。そもそもこの2本のボディキャップレンズを買い取りに出してもいい値段にはならないと思ったのも一因です。でも個人的にこの2本は大好きです。

 

3本目

M.ZUIKO17mm F2.8

オリンパス初代マイクロフォーサーズE-P1キットレンズが生き残りました。ジャンク箱からサルベージしたちょっと当たりのある自動開閉レンズキャップを付けたこいつの手軽さはお散歩レンズとしてピッタリです。F2.8の明るさはボディキャップレンズには望めません。以前書きましたが、M.ZUIKO17mm F1.8より寄れる所がポイントです。

 

そしてこれ以外のレンズはすべて買い取りに出してしまいました。

 

ミラーレンズ、マクロレンズ、パナライカレンズ。これらのレンズ達には随分お世話になりました。末永くご活躍されることを願っています。

 

ということで、ここで終われば良かったのに、思った以上の買い取り金額に舞い上がってしまい、自分でも予想していなかった行動に出てしまします。

 

4本目

M.ZUKO 14-42mm EZ

まさかの出戻り、人生2本目の同レンズ。ただ、前回から色が変わりシルバーになりました。電源OFF では17mmと見分けがつきません。これほど薄い標準ズームは唯一無二です。写りも悪くないのは前回所有していた際に経験済みです。実は25mmF1.8と悩んだのですが、オートフォーカス単焦点標準レンズはメインシステムに任せることにしました。どちらのシステムにも同じ役割のレンズを持っていても、結局片方だけに使用頻度が偏ります。ということでPEN-Fシステムはコンデジの手軽さを求めました。

 

そして5本目

M.ZUIKO 45mm F1.8

このレンズも出戻りです。しかも色まで一緒。前回何故手放したのかを思い出してみると、PanasonicのGM5に組み合わせた際、手振れ補正がボディ、レンズ両方に無くなってしまうこと。Panasonicの42.5mmに比べて寄れないことから買い替えました。では何故戻ってくることになったのでしょう。マイクロフォーサーズシステムの利点の一つに望遠レンズが小さいというのがあります。換算焦点距離が2倍になるのですから有利です。キットズームの望遠は描写の割に中古で安く出回っているので、初めは45-150ズームを考えましたがPEN-Fにはやっぱり単焦点が似合う。そこでデジタルテレコン2倍の使用も考慮してこのレンズにしました。オリンパス純正オートフォーカスレンズでフィルター径が37mmの3本トリオです。

花文字のfレンズキャップ37mmは2つしか持っていないので、フィルム機PEN-Fからの借り物です。

ついでに今は保存状態のPEN-F。レンズはたまにデジタルで使います。

M.ZUIKO 45mm F1.8

キタムラネット中古で取り寄せたら、記載がされていなかった別売り純正レンズフード付きでしたが、来る前からフィルム機PEN用100mmレンズフードをステップアップリングで取り付けようと思っていました。PEN-Fのクラシックなルックスにマッチしていると自己満足できるスタイルになりました。

 

もうこれ以上はレンズが増えないように維持していきたいと思っています。先日PEN-Fと5本のレンズを持ち出しましたが、一番小さなカメラバッグに全て収まりました。

 

写した写真は気に入ったものがあればインスタにアップしています。

https://www.instagram.com/cc110369/

X-T5導入

久しぶりの記事です。でもこれがデフォルトなのかもしれません。

 タイトル通りX-T5買いました。以前、記事にしたことから、こうなる事は予想された展開かもしれません。

 

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前回の記事は昨年の12月初旬に書いていたので、それから4カ月近く考えて、今年の3月末に注文しました。当初3カ月待ちと言われたのですが、結局3カ月半かかりました。近所のキタムラ、安心の5年保証です。

 余談ですが長く使うつもりのカメラを買う際には5年保証に入ります。以前一度だけPENTAX Qでメーカー1年保証が切れた後、電源が入らなくなる事態になりましたが、5年保証に入っていたので、無償で基板交換してもらったことがあります。今回X-S10を下取りに出しましたが、これも5年保証に入っていたので査定価格がアップされました。

 それでも問題は金策です。結局大幅に撮影機材システムを見直すことになりました。

 まず、オールドレンズ母艦としてのα7IIを手放すことにしました。ちょうどバッテリーがヘタってきていた事、フルサイズへの個人的拘りも薄れていた事、それと他のカメラに比べ、古いので動作がもっさりしていることにストレスを感じ始めていた事で踏ん切りがつきました。それに伴って唯一のEマウントAFレンズのSIGMA 45mmF2.8 DC DNも手放しました。APS-Cでは望遠は135mmもあれば十分なので200mmオールド望遠レンズ達も処分することにしました。もちろんEマウントに繋がるマウントアダプター各種も処分しました。

 次にマイクロフォーサーズシステムですが、PEN-F1台に対して多すぎるレンズ達もリストラしました。これについてはまた書きたいと思っています。

 

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 そして、メインシステムであるFUJI Xシステムについても入れ替えをしています。これは、それぞれ少しずつ書いていきたいと思っています。尚、現在進行中でまだ終わっていません。

X-T5 XF23mmF2 WR

といった経緯を経てやっと手に入れたX-T5です。

第一印象ですが、想像していたよりも高級感を感じられませんでした。ここは残念でした。PENTAX K-5やOLYMPUS  E-M5の方がマグネシウムでガッチリ作られている感じがしました。底面は多分プラスチックなんじゃないでしょうか。カタログによく銀色の塗装前のボディの写真が載っていたりしますが、X-T5のカタログにはありません。X-S10と同等??な感じです。大きさ、重さが増えたことに関しては特に気になりませんでした。

 グリップはOKです。S10ほど深くはありませんが、小指が余りません。S10は小指が余ってしまうのでSmollrigのブラケットを底面だけに付けていました。

 そしてファインダーが大きく見やすくなりました。これは見比べなくても分かりました。α7IIより見やすい気がするほどです。これはとても気持ちがいい見え具合です。

 3軸チルト液晶は今のところ不便なく使えていますが、ただバリアングルに対してのメリットを実感する所までは使い込んでいません。

X-T5 XF23mmF2 WR

 期待していた新しい機能であるデジタルテレコンですが、早速前面のファンクションボタンに割り当てました。ボタンを1プッシュすると×1.4、もう一度押すと×2、そして更に押すと元に戻ります。これは便利です。4000万画素の恩恵は個人的にはこれが一番です。作品撮りなんてしない自分はそもそも普段はJPEG Sサイズで運用しています。そこで思いついたのですが、画面のXF23を付けると換算35-50-70のズームレンズ同等の画角が得られることになります。ライカにそんなレンズがあったような?。ズームレンズを付けても広角端と望遠端しか使わない習性がある自分(万年初心者)にはこれでいいのではないでしょうか。F2通しのズームレンズなんてありませんから。旅行の時にはズームレンズが便利だよなんて、旅行なんて何年も行っていません。おまけに寄れないレンズでも寄れるようになります。

 そしてこの組み合わせはWR。雨の日でも片手で画角を変えられます。これはコンデジ以外のズームレンズではできません。何より操作がワンプッシュなのが使いやすいです。

X-T5 XF90mmF2 WR

X-T5 XF90mmF2 WR

実は純正グリップは入手済みでした。このXF90やXF70-300を使う時は付けた方がいいかな?ひょっとしたらいらなかったかもしれません。でもこれも買ってみなければ分からなかったことで仕方ありません。マイナポイントを充当したので実質無料ということにしています。

ダイヤル操作ではISOオート派なので左のダイヤルは無くてもいいのかもしれません。でも、デザインとしてはgood。露出補正ダイヤルもですが、S10では画面でしか確認できなかったのが、一目で確認できるのがいいんです。ここは、E4、PEN-Fも同じです。

設定は同じFujiのE4、A7を使った時に違和感が無いように色々試行錯誤中です。

肝心の出てくる絵ですが、大丈夫そうです。レンズも色々付け替えて試している状態ですし、そもそも画質に対する要求は高くは無いので、自分にとって望ましい絵であればいいと思っています。

今回、思い切ってT5を購入して良かったと思っています。

XF23mmF2 R WR

XF23mmF2 R WR

 久しぶりに近所のキタムラに行ってみると中古棚にオプションのフード付きで飾られていました。地方では本当に中古は一期一会なので2,3日考えて確保しました。

 機材を増やす際には今持っている機材を必ず減らす方針にしていますので、今回は泣く泣くPENTAX Qシステム一式を見ず知らずの方々に託すことにしました。

 これでPENTAXはフィルム機のMX、MEとMレンズ群だけになってしまいました。Qも発売から10年以上経ち、ボディもレンズも故障したらお終いのデジタル機器です。今年は意図的に持ち出して撮影を楽しみましたが永遠ではありません。まだまだ元気なうちに手放す決心をしました。もったいないという気持ちと、何かホッとした気持ちが残っています。

 さて本題のXF23ですが、標準のフードは”カッコ悪い”という評判で、この個体は標準フードは付属しておらず、オプションの金属フードだけでした。個人的にはコンパクトな標準フードが良かったので、別途取り寄せしてもらいました。

XF23mmF2 R WR

XF23mmF2 R WR

 フードの先端にキャップを取り付けると変なスタイルですが(カッコ悪いとされる画像はこの状態が多いのではと思っています)、キャップを取ればそうでもないと思います。コンパクトさを優先して純正フードで運用していきたいと思っています。

XF23mmF2 R WR & X-E4

 X-E4に付けてみました。純正ですからデザイン、重量ともにバランスはとてもいいです。AFも評判通り音もなくスッと合焦します。残念ながらボディがWR仕様ではありませんが、信頼性も高そうです。

XF23mmF2 R WR & X-S10

 X-S10にもピッタリです。これでしばらくはズームレンズ(シグマのアレ)は導入せず単焦点中心の運用になりそうです。特筆するような特徴がないレンズと言われていますが最も使いやすい画角で使用頻度は高そうです。

 今どきのレンズはオールドレンズや中華レンズとは違って描写に文句があるものは無いのではないでしょうか。後はこちらの腕ということになりますが、何年やってもセンスというものは身につかないようです。

X-T5が発売されましたね

X-S10の時もこんな記事を書いたような気がします。

お金があれば早速ネットでポチるなり、近所のキタムラに注文に行く所だが、生憎そんな安いものではないし、第一販売好調のようで、今からでは入手に時間が掛かりそうです。X-E4のディスコンの様子を考えると入手できるのかも不明。

それでも一旦頭を冷やす時間はあるのでX-T5導入について考えてみる。

気になるポイント

  1. 防塵防滴ボディ 普段雨の日に撮影することはありませんが、雪景色は撮影したい。PENTAXシステムの時はK-7、K-5、マイクロフォーサーズシステムではOLYMPUS E-M5mkIIと防塵防滴ボディを使っていました。今もWRレンズはありますが、X-S10が防塵防滴ボディではないので、撮影に出かけるのに躊躇しています。今、気付きましたが、”5”という型番を使うとそのシステムの最終機種になってシステム変更しているような。
  2. ノスタルジックネガ フィルムライクな絵を期待してクラシックネガが使えるフジにシステム変更したが、クラシックネガで気に入った写真が撮れていない気がします。最もこれは設定を追い込んでいく試行錯誤が必要なのでしょうが。アメリカンニューカラーのコピーはちょっと魅力的かも。
  3. 新センサー、新エンジン 高画素、動画は全く興味ありませんが、同じセンサー、エンジンのX-E4とX-S10のコンビより違いがあった方が面白いかも。高画素化のおかげかデジタルテレコンが使えるようになったのはいいと思います。X-A7にはタッチズームというデジタルズームの機能がありますが、これは本当に液晶タッチでしか操作できません。せっかくの機能なのだからダイヤルでズームできた方が個人的には使いやすいのに残念でした。
  4. ダイヤルオペレーション 初めて自分で買った一眼レフカメラPENTAX MZ-3でした。当時はモードダイアル操作が一般的になった時代に登場したダイヤルオペレーション機でした。したがって操作はどちらでも構いませんが懐かしい感じがします。
  5. 3方向チルト液晶 縦位置撮影がしにくい通常のチルト液晶ならバリアングルの方が好みですが、縦位置でチルトできるのであればバリアングルである必要はありません。ただ、液晶を裏返して仕舞えるバリアングル、ワンアクションで縦位置撮影ができる3方向チルト。まあどっちでもいいかな。
  6. サイズ・重量 X-S10より大きく重くなってしまうが、これは仕方ないかな。メーカーは従来機よりも軽くコンパクトにしたと言っているけれど。一眼レフのK-5よりは小さく軽いのだから我慢できなくはないな。
  7. 大きく高精細なEVF X-S10よりも見やすいEVF。A7iiより大きいのかな。これは無条件に歓迎されるスペック。
  8. 最高シャッタースピード1/180000 フジで気に入っているメカシャッター+電子シャッター設定。絞りのないコンパクトカメラ摘出レンズやF2.8固定のauto110レンズを使っている身としては大変有用な機能です。これが更に2.5段分拡張されるのは大歓迎。

取り敢えずはこんな感じで色々アップされる情報を眺めています。

 

 

 

ワイコン遊び

以前 7artisans18mmF6.3にGRdigitalのワイコンGW-1を取り付けてみたけど、瞬間接着剤で張り付けたステップアップリングでは落としそうで、実際に外へ持ち出すことはありませんでした。

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ただ、もう一つワイコンを持っていました。GW-1より以前、リコーGX8(知ってる人はいるかなあ)用のDW-4というものです。

これなら小さく軽いので落ちそうな感じはしません。

A7はちゃんとしたカメラですが、すっかりピント固定レンズ専用になってしまいました。個人的には疑似バルナック型として楽しんでいます。ファインダーを載せるとなんかカッコいい。(←自己満足です)

それでは写してみた写真をご覧ください。

いかがでしょうか。実に微妙な差だと思いませんか。一応0.8×の表記ですから広くは写っていますが、わざわざ捻じ込む手間をかけるほどの事もないというのが結論です。
ポケットからサッと取り出してパシャッと撮ってのリズムを崩してまで使う気になれませんでした。
ワイコンを付けると最短撮影距離が短くなるかもという期待もあったのですが、これも微妙な感じでした。顕著な差を感じられませんでした。ということで、ワイコンはまた道具箱の中で死蔵されることとなりました。